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[日本-メコンU-15サッカー交流プログラム]「自分で自分の心に火をつけろ」指揮官の言葉に発奮したU-15日本代表が全勝V!

ゲキサカ / 2015年7月3日 20時58分

 嫌な流れを断ち切ったのは「試合に出て良いプレーするために、相手がどういうプレーをするかベンチから見ていた」というMF本間至恩(新潟U-15)だった。後半頭からピッチに入ると、切れ味鋭いドリブルでサイドから中に切れ込み、攻撃を活性化。15分には右サイドでのスローインから抜け出した桝谷のクロスを反対サイドで合わせて、2点目をマークした。3点目を奪うことはできなかったが、最後まで選手たちが戦う姿勢を見せ続けたU-15日本代表が2-0で勝利。4戦全勝で、大会を締めくくった。

「ここから何人、メイングループに入っていけるか」(森山監督)という狙いで集められた今大会のメンバー18名(DF竹島京介は途中離脱)は初めて「00ジャパン」に選ばれた選手が10名。U-14世代から7名選ばれるなどフレッシュな人選となった。4日間の活動で、初招集となったDF遠藤が「最初は戸惑いがあったけど、段々と話せるようになって凄く楽しめた」と話すなど、日の丸の重圧に慣れた選手が増えたことは一つの収穫。また、3月に堺で行われた日本・中央アジアU-15サッカー交流大会で追加招集されて以来のU-15代表となったMF桝谷が「前回は球際の部分が甘いと言われたけど、チームに帰ってからも強く戦う部分を意識してきた。周りの選手から、『代表に行ってから変わったな』って言われた」と話すように、復帰組が成長を示したことも心強い。

 また、国内にいながらアジアの空気を知れたことも大きい。5-0で快勝したグループリーグ初戦のU-15カンボジア代表戦は「前半は台風みたいな風、後半はプールみたいな水浸しのピッチ。4月のインドネシア遠征で味わったような環境。アジアと同じような環境を彼らが味わえたのは大きな収穫」(森山監督)。前半に2点のビハインドを背負うことになったグループリーグ第3戦のU-15ベトナム代表戦では、FKの際に相手がキッカーから離れない、軽い接触でも治療を要求し時間を稼ぐなど、勝負に拘る相手の姿勢に戸惑いを見せたが、後半に立て直し、3-2で逆転勝利。「ほとんどの選手がアジア勢と試合するのは初めて。最初は戸惑いもあったと思うけど、一度経験すれば、免疫というか、こう来るんだってことが分かるので、次は動じなくなると思う」(森山監督)と4月に行ったインドネシア遠征組23名に続いて、対アジアとの戦いを肌で知った選手が増えたこともプラス材料だ。勝って終わりではなく、得た収穫を9月に行われるAFC U-16選手権予選に繋げることができるか。貴重な経験を積んだ選手含めて今後のU-15日本代表に期待したい。

[写真]先制点を奪ったMF船越大夢を祝福するU-15日本代表の選手たち

(取材・文 森田将義)

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