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[プリンスリーグ関東]7月3連勝で「首位に立つ」!プレミア昇格狙う川崎F U-18が上位対決制す!

ゲキサカ / 2015年7月5日 10時26分

 浦和は39分にも松澤の落としからMF中塚貴仁(3年)が左足シュートへ持ち込んだが、同点ゴールは生まれず。逆に局面を強引に破った岸や渡邉がシュートを放つ川崎Fは前半アディショナルタイムに追加点を奪った。カウンターから抜け出した藤井が左サイドへはたくと、三笘が判断よくダイレクトで折り返す。ワンツーのリターンを受けた藤井が1タッチでゴールへ流し込んで2-0とした。

 後半立ち上がり、浦和はFW時里元樹(2年)の右足シュートがゴールを捉えるが、その後はボールを握って攻める川崎Fに押し返されてしまう。三笘や田中が細かくボールを動かしながら、ドリブルも交えて崩しにかかる川崎F。対して浦和は相手の仕掛けを受けながらも、制空権を握ったU-16日本代表CB橋岡大樹(1年)やCB高橋聡史(3年)中心に凌いで反撃のチャンスを待ち続ける。浦和も攻め返し、サイドまでボールを運んでクロスというシーンをつくるものの、なかなか決定打が生まれない。

 28分に投入したFW新井瑞希が31分にカットインから右足シュートを放つなど、攻撃にアクセントをつけた浦和はサイド攻撃、セットプレーから追撃ゴールをもぎ取ろうとするが、川崎Fも1年生の185cmCB伊従啓太郎や名良橋が奮戦。右SB原島亨(3年)、武田らカバーリングの意識も高く、相手に圧力を受けながらも得点を許さない。押し込んだ浦和はピッチ内外から「1点取ったら変わるぜ」の声。その中でアディショナルタイムに右クロスのこぼれ球を松澤が頭で押し込んで1点差とする。一気に同点を狙ったが、ここは「勝ち負け勝ち負けで来ていて、これまでだったら負けているけれど、ここ勝つか負けるかでプレミア行けるかどうか変わってくると思うので、みんな気合入れてやっていたと思います」(田中)という川崎Fが踏ん張り、2-1で試合終了を迎えた。

 雨中の熱戦を制した川崎Fは試合展開に応じてポゼッションするところと我慢するところの切り替えが上手くできていた。今野監督は「クラブユース(選手権予選)とかバタバタするゲームが多かった。取って取られてとか、ここで失点したらいけないところで取られたりとかがありましたけれど、きょうは守るところとクリアするところ、繋ぐところが割り切れていたように見えたので。緊張感あるゲームでしたけれど、ウチのゲームにできたのは選手の判断かなと思います。ゲームを読んで、『今、時間作ろう』とやっていたのでチームとして凄く成長したゲームだったのかなと思います」と選手たちが成長を見せて勝ち切った白星を喜んだ。

 今年の川崎Fは「勝利への意欲のある3年生が凄く多いので、ぐっと引っ張れるというか、そこに対する意欲が強い集団」(今野監督)。岸や三笘のような個性あるタレントを擁し、勝利への強い姿勢も持ち合わせる。田中が「プレミア行って来年プレミア戦うのは意識しています」という、高校年代最高峰の舞台へ。川崎Fはまず、7月全勝の“ノルマ”を果たす。

[写真]前半8分、先制点を喜ぶ川崎F・三笘(右)と岸

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
【特設】2015 プリンスリーグ関東

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