[ユニバ]初の国際大会にも動じず、ブラジル完封のGK前川に指揮官も賛辞
ゲキサカ / 2015年7月5日 20時42分
[7.5 ユニバーシアードGL第2節 日本1-0ブラジル]
「今日は前川が素晴らしかった!本当によくやってくれた!」。ユニバーシアード競技大会・光州大会グループリーグ第2戦。ブラジルとの激しい戦いを1-0で制したユニバーシアード日本代表の神川明彦監督は、守護神・前川黛也(関西大3年=広島皆実高)への賛辞を惜しまなかった。
前半20分には絶妙かつ勇敢な飛び出しで相手の最初の決定機を潰し、前半終了間際に相手のショートカウンターを受ける大ピンチの場面でも素早い飛び出しでシュートコースを消して相手FWリベイロ・オレステスのキックミスを誘った。
後半に入っても、14分に壁の間を抜けてきたDFルストーサ・ナシメントのFKをきっちり防ぎ、16分に抜け出してきた相手FWヴァルヴェルデ・レオの当たり損ねたシュートも冷静にキャッチング。パスを相手に通してしまうワンミスもあったとはいえ、全体としては高値安定のパフォーマンス。「こういう国際大会の公式戦は初めてでしたが、緊張せずに落ち着いてプレーできた」と本人が語るとおり、しっかりと役目を果たした。
このユニバ、第1戦で先発したのは主将のGK福島春樹(専修大4年=静岡学園高)。第2GKという立場になることは大会前からハッキリしている部分があったが、「(控えGKという)役回りは受け入れているし、その上でどうチームに貢献するかを考えてきた」と本人も言うように、その立ち居振る舞いでチーム内の評価も高い。
この第2戦、全体的に選手をターンオーバーさせる中であえてGKも代えるのは一つのリスクだったが、普段から見せてきた姿勢に対して「前川なら大丈夫」という首脳陣の信頼があっての起用だった。
福島主将からは「普通に『ガンバレよ』と言われました」と言うが、初めての国際大会で「普通」を保てたのは、ある意味で非凡な資質だろう。「飛び出しの部分、チャレンジするところは他の人に負けていないと思っている」と語るように、激しいコンタクトプレーにも動じず、果敢な飛び出しを繰り返す姿は印象的だった。立ち姿も様になる190cmの大男が、“初めての世界大会”で確かな爪痕を刻み込んだ。
(取材・文 川端暁彦)
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