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[プリンスリーグ東北]仙台ユースが塩釜ユース相手に7発大勝!全国大会に向け順調な仕上がり見せる

ゲキサカ / 2015年7月11日 18時27分

 仙台ユースはリーグ中断前の5月までは失点が多く、一体感を欠いたゲームも目立ち、第8節・尚志高戦では0-4と完敗を喫した。しかし、リーグ再開した6月末以降は3試合でわずか1失点と守備が安定し、攻撃の迫力も増して、全国大会に向けて順調な仕上がりを感じさせた。越後和男監督は「今までは個を鍛えるため、組織については言ってこなかったが、全国大会に向けて先月から組織の話をしながら微調整している。そう簡単にはやられなくなった」と手応えを語った。今節欠場した佐々木匠は来週からU-18日本代表候補トレーニングキャンプと、「第19回国際ユースサッカーin新潟」に出場するU-17日本代表に招集され、全国大会前日の合流となる。「匠は2年間一緒にやっているし、彼のクオリティは高いので、一生懸命やってくれれば(直前合流も)全然問題ない。匠がいると頼ってしまう部分もあったので、他の選手たちにとっては今はちょうどいい状況」。佐々木匠のコンディション次第では先発出場は難しい状況も想定されるだけに、彼がいない公式戦での7得点大勝は自信になったところだろう。「グループステージは3連勝で1位抜けしなければならない」と強気の越後監督。今年は「日本一」という目標を掲げ、東北の地から初の全国大会優勝を狙う。

 一方の塩釜FCユースは3年ぶりのプリンスリーグ東北で苦戦を強いられており、まだ未勝利。この日も大量失点はしたが、孤軍奮闘したのはGK高橋若葉(3年)。昨年、東北高から移籍して正GKとなった高橋はシュートの雨を懸命に跳ね返し続けた。「コーチングで全体をまとめて、自分のフィードでチャンスを作って、ピンチを防いでチームを良くしていきたい」。全国大会でも守勢に回る時間が長くなる展開も予想されるだけに守護神の奮闘に期待がかかる。そして、この日唯一の得点を挙げた近藤はチームの攻守の要。暑さと失点で気持ちが切れそうな選手を必死に鼓舞し続けた。「まだまだできることはある。頑張ろうという声だけじゃなくて、他の人を動かせるように声の質も上げていきたい。相手より自信を持ってできるところをどんどん出して、昨年のように良いところまでいきたい」と昨年秋のJユースカップで三菱養和SCユース、アルビレックス新潟U-18に勝利した再来を狙う。

 いずれも東北代表としてクラブユース選手権に出場する仙台ユースと塩釜FCユース。点差こそ開いたが、それぞれ全国大会に向けて着々と準備を進めている。両チームの躍進に期待したい。
  
[写真]仙台ユースの本吉(左)は2得点を挙げた

(取材・文 小林健志)▼関連リンク
【特設】2015 プリンスリーグ東北

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