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[クラブユース選手権(U-18)]上手さに荒々しさも加えた大宮ユースが屈指の好カードを制す!!

ゲキサカ / 2015年7月23日 5時28分

 先制した大宮は松崎や長谷川が思い切りの良いプレーを見せ出す。また2列目で正確なコントロールを見せる黒川と長谷川、そしてアンカーの位置で攻撃の舵を取るMF山田陸(2年)を中心としたパスワークでC大阪のプレスを剥がすシーンを増やした。伊藤監督が「前半の最後のところが決め手。守り切れたことが大きかった」と相手のパワーある攻撃を凌いで後半を迎えた大宮に対し、C大阪は厚みのある攻撃で攻め続ける。後半7分には岸本が体を投げ出して右SBへ繋いだボールを堀江がクロス。9分にはコンビネーションから交代出場のMF山本智也(3年)が右足を振りぬいた。セットプレー含めてゴール前に精度の高いボールを入れてくるC大阪だが、大宮は「弾けば1点」というボールをGK加藤が安定したキャッチングなどで処理してC大阪の好機の芽を摘んでいく。

 C大阪は23分、ハイプレスで相手CBのミスを誘い、PAへの右クロスを胸で収めた岸本が強引に右中間を突破。角度のない位置から右足を振りぬく。この一撃がGKの股間を射抜いたが、大宮はCB北西真之(2年)がゴールライン手前でクリア。大宮はミスもあったが、この後立て直し、CB野崎玲央(3年)、山田や交代出場選手たちが踏ん張って見せた。終盤、交代出場のFW小柏剛(2年)と川田のミドルシュートが立て続けにゴールマウスに嫌われる不運もあったが、C大阪の圧力を跳ね返した大宮が勝ち点3を獲得した。

「少し荒々しく、というところを押し出してきた成果かな。綺麗なだけじゃなくて、荒々しいところにも跳ね返して、なおかつ自分たちが攻めるときはぐっといけるというのは意識させてきた。勝ちに貪欲になって来た」と大宮・伊藤監督。この日、ポジショニングと崩しの質の高さも見せたが、大宮にとっては決して内容の濃い試合ではなかった。それでも力で押してくるような相手にも怯まず、「綺麗なサッカー」で勝つチームから印象は明らかに変わってきている。グループステージ屈指の好カードを制した大宮。長谷川が「全国制覇以外考えていないです」と言い切る目標へまず一歩を踏み出した。

[写真]前半34分、大宮ユースはMF長谷川が先制ゴール

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
【特設ページ】第39回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会

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