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[特別対談]浦和MF柏木×DF槙野「満足したら成長はない」

ゲキサカ / 2015年7月24日 7時10分

槙野「1対1でやられたのは、ゼロだと思っていたけど」

柏木「僕もマキは1対1では抜かれてないと思っていたけど、宇賀神に言わせると松本山雅戦(第4節)で前田(直輝)くんに抜かれたらしい」

槙野「ちょっと入れ替わっただけだと思ったけど、厳しいね(笑)」

――守備に重心を置こうというのは、意識的にでしょうか。
槙野「反発心からと言ったらいいですかね。『槙野智章の良さは?』という質問に対して、やっぱり『攻撃』という言葉が出てくることが多いんですよ。でも、自分のストロングポイントは人への強さや守備の部分なので、僕の守備を知ってほしかったし、自分としても表現したかった気持ちがありました。監督の目指すサッカーが攻撃主体というのはありますし、ゴールを取る喜びはもちろんありますが、守備の楽しさや相手のキープレイヤーを抑えて完封する喜びを覚えた自分がいましたね」

柏木「マキもそうだけど、負けていたら前に前にイケイケになると思うんですよ。ただ、そういう部分で大人になれた分、チームも良くなっているのかなと感じました」

槙野「1点取られたら、2点取りに行こうと考えるのが当たり前だと思う。でも、今年はリードされても、『全然、問題ないよ』『残り10分あるから大丈夫』『最悪、引き分けでも十分だよ』という考えを持つことでチームに余裕が生まれ、落ち着いた試合運びができています。僕たち2人だけでなく、チーム全員がそういう考えを持てているからこそ、いい意味で余裕を持てて負けない試合が続けられたと思う」

柏木「ただ、正直、柏戦(第10節延期分△3-3)はさすがにこれは負けてしまうのかと感じた。でも、『負けるときはやっぱり来るのか』と思っていたら、アディショナルタイムに同点ゴールが決まって」

槙野「第1ステージでは神戸戦(第16節△1-1)は一人少なくなって追い付かれたけど、それ以外の引き分けはギリギリで追い付いた試合ばかりです。川崎F戦(第5節△1-1)に仙台戦(第11節△4-4)、それと柏戦。気持ちの余裕と考え方次第で、試合終盤にゴールが生まれる確率が高まったというのはあるよね」

柏木「去年は優勝したいという気持ちが強すぎて、自分たちに余裕がなかったんだと思う」

槙野「常にイケー!! 絶対に勝つぞー!! って感じだったからね」

柏木「今はマキが試合前にいい意味でふざけたりして、リラックスした状態で試合に臨めているのも良いんだろうなと思います」

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