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[クラブユース選手権(U-18)]新潟U-18がV候補のG大阪ユースを撃破、Hグループは大混戦

ゲキサカ / 2015年7月24日 13時9分

 前半で3-0という展開は、新潟にしてみれば予想以上の出来だった。ところが、後半は苦境に立たされた。後半開始、G大阪はキックオフで一度下げてDF松岡秀平がロングパス。新潟はDF佐久間、有田、GK阿部が譲り合ってしまい、ただ一人スムーズに反応したG大阪のFW武田がヘディングシュート。わずか15秒で1点を返した。慌てた新潟に対し、勢いを増したG大阪は手を緩めなかった。7分、攻撃参加していた右DF山中海斗のシュートを相手GKが弾いたこぼれ球を食野が詰めて1点差とした。新潟は11分に中盤2人を同時に交代し、運動量を上げて対抗。新潟のDF佐久間は「2人が入って運動量を上げて、もう一度戦えた。最初の失点の後、気持ちを切り替える時間を与えてもらえず、2点目を取られて、流れを完全に持って行かれそうになった。ガンバの勢いを見てビビりそうだったけど、自分が声を切らしたらチームに影響すると思って、空元気でもと思って出し続けた」と相手に流れが傾く中で抵抗を続けた。

 そこからは「次の1点」を争う激闘となった。G大阪は何度もサイドを破ってゴール前に侵入。17分には高木が突破から左へラストパスを送り、武田がシュートを決めたがオフサイド。新潟も耐え凌ぐだけではなく、36分にはMF斎藤のFKをDF佐久間がダイビングヘッドでわずかにそらしてゴールへ流し込んだが、こちらもオフサイドの判定だった。結局、終始G大阪が押したものの、スコアは3-2で新潟の勝ち。声を出し続けたDF佐久間を中心とした粘り強い守備と、ワンチャンスを仕留める奥、鎌田の2トップの決定力で優勝候補のG大阪を下した。G大阪の梅津博徳監督は「前の試合(甲府に3失点)も含めて守備を修正できていなかった。まだ暑さにフィットし切れていないのか、できる時間とできない時間がハッキリしてしまっている。攻撃は2試合で6得点。失点が多いので、どうするか考えないといけない」と次戦に向けた課題を指摘した。

 Hグループは、第2試合でヴァフォーレ甲府U-18が2-1で川崎F U-18に勝利。4チームが勝ち点3で並んでグループステージ最終日を迎える大混戦となった。総得点数で1位となっているG大阪ユースだけは引き分け以上で2位以上が確定し、決勝トーナメント進出が決まる優位な状況にあるが、他チームも最終戦に勝てば自力で突破が決まる。25日は新潟が甲府と、G大阪が川崎と対戦する。

[写真]新潟U-18は鎌田(9番)の2ゴールなどでG大阪ユースを撃破

(取材・文 平野貴也)▼関連リンク
【特設ページ】第39回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会

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