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[クラブユース選手権(U-18)]ピタリとハマった狙いと流れ傾けた先制点、名古屋U18が5-1でF東京U-18撃破!

ゲキサカ / 2015年7月27日 10時18分

[クラブユース選手権(U-18)]ピタリとハマった狙いと流れ傾けた先制点、名古屋U18が5-1でF東京U-18撃破!

[7.26 日本クラブユース選手権(U-18)大会決勝T1回戦 名古屋U18 5-1 F東京U-18 前橋総合]

「してやったり」の名古屋グランパスU18と、「してやられた」FC東京U-18。26日に行われた第39回日本クラブユース選手権(U-18)ラウンド16は、明瞭なコントラストが描かれた末の思わぬ大差決着となった。

「今日は戦術的に名古屋さんが上手(うわて)だった」。F東京・佐藤一樹監督がガックリと肩を落としたように、名古屋側の狙いがピタリとハマる展開だった。シンプルに言ってしまえばカウンター狙い。「FC東京は守から攻への切り替えは抜群に速いけれど、攻から守への切り替えは遅い」(名古屋・高田哲也監督)とにらんで、守ってからのカウンターを企図。さらにF東京の3バックがマークを追うよりポジションを守る傾向が強いことにも目を付けて、2トップが中盤に落ちてボランチの裏と脇を使うことを徹底していた。

 結果としてこの狙いがまさに的中することになるのだが、それもこれも先制点が名古屋側に生まれていたから。7分の絶好機で安部柊斗のシュートがバーを叩いた青赤軍団と、10分にMF川崎健太郎が放ったミドルシュートが突き刺さった若鯱軍団。そのコントラストが試合の流れを決定付けることとなった。

 この1点で名古屋のゲームプランは明快になった。加えて前後半2回ずつの飲水タイムが設けられるという特殊なレギュレーションも名古屋は巧妙に利用した。「15分ずつ6セットと考えて、『次の給水までしっかり頑張れ』ということを徹底した」(高田監督)と、試合を短く区切るポイントを作ることで、我慢の時間で強くなる心理的負担を軽減させた。

 試合トータルで見ると、名古屋の耐える時間は長かった。ボールは総じて支配されていた。だがシュート数で15対13と上回ったことからも分かるように、攻守の効率性では名古屋に軍配が上がる。14分に川崎のスルーパスからFW北野晴矢が決めて、23分にはインタセープトの流れからFW森晃太が加点し、さらに27分には相手GKのミスを突いたFW梶山幹太が4点目。31分にF東京FW大熊建太が意地の1点を返したものの、アディショナルタイムにも森が決めた名古屋が5-1の大勝を飾った。

 今季はプレミアリーグEASTでも一定の成果を残し、今大会も3試合目を主力の休養にあてるなど余力を持って勝ち進んできたF東京。だが、DF柳貴博は「自分たちに少し過信があったかもしれない。失点してから相手のペースに持って行かれてしまった」と唇を噛んだ。反対にプレミアリーグWESTで絶不調のところから守備をしっかり固める形で立て直し、チームを作り直してきた名古屋。森が「自分たちのやってきたことが完成されつつある」と胸を張ったように、チームとしての成長を実証する、そんな勝利となった。

[写真]前半10分、名古屋U18は川崎が先制の左足ミドル

(取材・文 川端暁彦)▼関連リンク
【特設ページ】第39回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会

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