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[クラブユース選手権(U-18)]好守で完封勝利の千葉U-18GK辻「ビッグセーブというよりもチームで守ったという気持ち」

ゲキサカ / 2015年7月27日 20時4分

[クラブユース選手権(U-18)]好守で完封勝利の千葉U-18GK辻「ビッグセーブというよりもチームで守ったという気持ち」

[7.26 日本クラブユース選手権(U-18)大会決勝T1回戦 鹿島ユース 0-2 千葉U-18 宮城総合]

 キャプテンマークを巻いた187cmの守護神がV候補・鹿島アントラーズユースの前に立ちはだかった。後半4分にリードを奪われ、クロス、ロングボールから同点ゴールを狙う鹿島は後半19分、右クロスからエースFW垣田裕暉が右足シュート。だが強烈な一撃はジェフユナイテッド千葉U-18GK辻周吾(3年)が反応して抑えると、22分にMF平戸太貴が放ったゴール左上隅へのヘディングシュートも辻が右手ワンハンドで弾きだしてゴールを死守した。クロスがゴール前を横切るようなシーンもあったが、見事にゴールを守り抜いて無失点のまま試合終了の瞬間を迎えた。

「みんな、いつもよりも球際とか強く行って自分の仕事は少なかった。そこは感謝しています。チームメートがマークとかちゃんとついてくれて、ドフリーで打たせなかった。ビッグセーブというよりもチームで守ったという気持ちの方が自分は強いです」と辻は仲間に感謝。そして勝ち切った試合を素直に喜んでいた。

 今年から指揮を執る“ジェフのレジェンド”江尻篤彦監督が選手たちに伝えたことを守護神をはじめ、チームは実践した。江尻監督は「まずは高校生だから、いくらプロを目指している下部組織であれ、いち高校生っていうところはきっちりやっているつもりでいます。ピッチに入った時にはどんなことをしなければいけないのか。一人で物事が解決できる世の中ではないから、みんなの助けもするし、助けてもらうし、というのがボクがずっと言ってきたこと。それがきょうピッチの中でも凄く出ていたと思う」。10番FW氣田亮真も「みんながチームのことを考えるようになりました」と語っていたが、仲間のために走り、戦う姿勢。全員で助け合って掴んだ白星だった。

 学んだのはサッカーだけでなく、サッカー以外の部分の大切さも。辻は「サッカーは生活面に繋がるというのを(江尻監督が)来て一番最初に言われていた。勉強とか、学校生活とか、あと親に感謝するということも大事なんだなと。前まではサッカーの練習、練習だけだったけれど、サッカー以外の面も気にすることがサッカーに繋がるということを学んで、みんな、気にして挨拶とか良くするようになりました」という。

 この日は後半開始直後に氣田へ繋ぐボールでチャンスを演出し、流れを引き寄せた辻。チームが共有している「相手の隙を突く」という部分を柏U-18との準々決勝でも実践する。辻は「一瞬の隙を突いて攻撃では貢献していきたい。守備ではもちろん、ジェフにも隙ができちゃう時があるので、そこは自分が埋めて守って行って自分たちのペースに持っていければいい」と意気込んだ。「いろいろな人が注目してサポーターの方もいつもよりも声援を送ってくれると思う」という千葉ダービーを突破して全国4強入りを果たす。

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
【特設ページ】第39回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会

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