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[総体]市立船橋、ラストプレーで“奇跡”の同点FK弾もPK戦で涙

ゲキサカ / 2015年8月10日 5時36分

[総体]市立船橋、ラストプレーで“奇跡”の同点FK弾もPK戦で涙

[8.9 全国高校総体決勝 東福岡高 1-1(PK6-5)市立船橋高 ノエスタ]

 平成27年度全国高校総体「2015 君が創る 近畿総体」サッカー競技の決勝戦がエビアスタジアム神戸で行われ、市立船橋高(千葉2)は1-1で突入したPK戦を5-6で落とし、2年ぶりの大会制覇を逃した。

 前回王者と前々回王者の激突は、予想を超える死闘になった。試合は前半20分にMF三宅海斗が先制弾を決めて、東福岡高(福岡)が1点のリードを持って最終盤まで進めた。しかし最後まで落ちない運動量で東福岡に圧力をかけ続けた市立船橋が最後の最後で奇跡を起こす。

 70分を戦い終え、電光掲示板にはアディショナルタイム3分が表示された。その3分に差し掛かる直前に市立船橋はゴール正面の位置でFKを獲得する。キッカーは11番MF工藤友暉。直接狙うと、右足から放たれたシュートは、ゴールネット右隅に収まった。まさに“ラストプレー”による“ラストチャンス”を生かし、試合を延長戦、PK戦へともつれ込ませた。

 PK戦は惜しくも市立船橋の6人目で蹴ったMF原輝綺がシュートを枠左に外してしまい、優勝はならなかった。しかし、両チームは誰もが納得する頂上決戦にふさわしい好ゲームを繰り広げた。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)
●高校総体2015特設ページ

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