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[総理杯]関西学院大、積極采配で昨季の悔しさ晴らす初優勝

ゲキサカ / 2015年8月17日 10時8分

「雨が降ってスリッピーだったので、GKとDFの間を狙ったクロスだった」というボールは、相手に当たってコースが変わったこともあり、GKの頭上を射抜く弾道となってゴールへ飛び込んだ。思わぬ形で先制点が生まれ、明治大は選手交代で4バックから3バックに変更し、室屋、高橋諒の両DFの攻撃参加を生かす形を取ったが、83分に高橋の左クロスを藤本が合わせた決定機も相手GKの好守に阻まれて実らなかった。

 すると、86分に今度は関西学院大GK上田智輝のロングキックを受けた中井が、ミドルレンジから思い切った山なりのシュートを放ってゴール。勝利を決定付ける追加点を奪った。

 2-0でタイムアップを迎え、関西学院大のイレブンは熱い抱擁をかわした。得点自体は幸運にも恵まれたものだったが、監督の采配と同様に積極性が実ったものだ。主将の井筒は「あのゴールが入らなくても、どれかは入ると思っていた」と話し、エースの呉屋も「自分たちの雰囲気で試合をやれた。普段ならあり得ないようなゴールシーンだったけど、引き寄せられたのは、自分たちが頑張って取り組んで来た結果だと思う」と試合の流れを引き寄せていた自負をのぞかせた。

 2回戦、3回戦と退場者を出し、決勝では主力MFが欠場。とにかく困難がつきまとった大会だったが、最後まで積極性を失わず、昨冬からの成長を証明する初優勝で幕を閉じた。

[写真]FW中井の決めた2点目のシーン

(取材・文 平野貴也)
●第39回総理大臣杯特集

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