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[adidas cup in Fukuoka]全4試合完封勝利!ルーテル学院下した東海大五が初代王者に!

ゲキサカ / 2015年8月23日 12時26分

 後半、いくつかいい形でサイドにボールが入るシーンのあったルーテル学院は馬場のドリブル突破などからチャンスをつくり、馬場やFW上江啓太がシュートを打ち込むが、素早い飛び出しなどで要所を締める名手・GK鈴木透や山内、高橋の壁を破ることができない。逆にボランチの位置からドリブルで仕掛けるMF江崎響太朗主将や交代出場の快足FW西村仁志、1年生MF橋本祐汰がゴールに迫る東海大五は26分、左サイドを突破した及川のラストパスが相手オウンゴールを誘って2-0。さらに終了間際にもMF石原光一朗の折り返しに山内が飛び込むと、ルーテル学院DFはクリアしきれず、3点目が生まれた。

 後半はサイドの高い位置にボールが入り、いい形の攻撃も見せていたルーテル学院だが、接戦を落として悔しい準優勝。小野監督は「ああいう局面つくりながら、後半さらに残り10分頑張ること」と成長を促し、馬場は選手権へ向けて「いい守備をしていい攻撃に繋げるというのがこのチームのテーマ。大津高校が熊本では抜けていますし、自分たちも今年はベスト16以上に行けていないのでまだまだ練習しなければいけない。謙虚にやっていく」と力を込めた。

 一方、福岡の名門・東海大五にとってはこの優勝が今年初のタイトル。山内は「チームとして初のタイトルを狙っていた。なんでもいい、タイトルが欲しかったので得点という形で貢献できて良かった」と笑顔を見せ、江崎は「このチームになって初タイトルということで、これからプリンスも始まりますし、選手権に向けてまたひとつずつチームで努力して、これを機にまた成長して行こうと思います」とこの優勝を弾みにすることを誓った。

 今年は総体予選準決勝で全国制覇した東福岡高に1-8で大敗。失点しても守りに入ることなく攻め続けた結果の大敗だったが、ショックは大きかった。だが、その大敗がチームの意識を変えている。江崎は「インハイは1-8だったし、しかもヒガシは優勝しているし、選手権でしっかりリベンジしたい。ヒガシは一人ひとりの能力もそうだし、決めるべきところでしっかり決める。自分たちは決定力のところでまだヒガシよりも劣っているので、選手権では決めるところしっかりと決めていきたい」と語り、山内は「史上初のあんな負け方をしたので名誉挽回できるように今やっています。どん底におちて、一からチームとしてやってきました。チームで声を出す人が多くなりましたし、試合中に1試合1試合にこだわるようになってきました。夏、恥ずかしい負け方しているので選手権では死にもの狂いで勝利したいです」と雪辱を誓った。

 この夏、差は縮まったか? という問いに対して2選手は「まだまだ」と口をそろえる。それでも平総監督が「あれ(総体予選の敗戦)で何かひとつ吹っ切れた」という東海大五。今後は「adidas cup in Fukuoka」の初代王者へ導くなど結果を出してきているハイプレスの精度を高め、ライバル相手にも前後半やり切れる武器にする。タイガー軍団・東海大五が自信を得たこの夏からさらに成長して雪辱の秋を迎える。

(取材・文 吉田太郎)

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