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鎌田のお膳立てから前田直ゴールも…U-22代表候補、京都に敗れる

ゲキサカ / 2015年8月26日 22時51分

鎌田のお膳立てから前田直ゴールも…U-22代表候補、京都に敗れる

[8.26 トレーニングマッチ U-22日本代表候補 1-2 京都]

 京都市内でトレーニングキャンプを行うU-22日本代表が26日、京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場で京都サンガF.C.とトレーニングマッチを行い、1-2で敗れた。

 4-2-3-1のシステムで試合に臨んだU-22代表候補。GKに櫛引政敏(清水)、4バックは右からDF伊東幸敏(鹿島)、DF植田直通(鹿島)、DF奈良竜樹(F東京)、DF亀川諒史(福岡)、ボランチにMF原川力(京都)とMF川辺駿(磐田)を並べ、2列目に右からMF野津田岳人(広島)、MF中島翔哉(F東京)、MF矢島慎也(岡山)を配置し、1トップにFW鈴木武蔵(水戸)を据えた。

 最初に決定機を迎えたのはU-22代表候補だった。前半12分、中島のスルーパスから右サイドを駆け上がった伊東がグラウンダーのクロスを送る。しかし、ゴール前に走り込んだ鈴木のシュートは枠上に飛んでしまう。さらに同15分には野津田のCKを鈴木がヘディングで合わせたが枠を捉え切れず、同17分には中央突破した原川が狙うもGK杉本大地の守備範囲に飛んで先制点を奪うには至らない。

 U-22代表候補は前半26分に植田に代えてDF岩波拓也(神戸)、同31分に櫛引に代えてGK中村航輔(福岡)を投入。ボールを保持する時間こそ長いU-22代表候補だが、効果的な攻撃を仕掛けられずにシュートまで持ち込む回数は限られる。すると同34分にはMF駒井善成に右サイドを突破され、クロスをFW大黒将志に合わされてしまう。シュートは枠外に飛んで難を逃れたが、同33分に右サイドをDF下畠翔吾に突破されると、クロスを大黒がヘッド。シュートはポストを叩いたが、こぼれ球を大黒に押し込まれて先制を許してしまった。

 京都に1点のリードを許して後半を迎えると、U-22代表候補は7選手を入れ替える。システムは4-4-2を採用し、GKは中村。4バックは右からDF室屋成(明治大)、岩波、奈良、DF安在和樹(東京V)、ボランチにMF前田凌佑(神戸)とDF宮原和也(広島)を並べ、右サイドハーフにMF前田直輝(松本)、左サイドハーフに中島を配置、2トップはFW金森健志(福岡)とFW杉本竜士(東京V)が務めた。

 反撃を試みたいところだったが、後半2分にFWフェホのクロスからFW石田雅俊にヘッドで叩き込まれて、リードを2点差に広げられてしまう。同10分と同15分には金森がシュートまで持ち込んだものの、ゴールは生まれず。すると同16分にGK牲川歩見(磐田)とFW鎌田大地(鳥栖)、植田を投入。最前線に金森と鎌田を並べ、杉本を左サイドハーフへ移した。

 後半20分には前田直のパスを受けてPA内に進入した鎌田がシュートを放つが相手GKにストップされてしまう。その後は京都に主導権を握られて、なかなかシュートまで持ち込めない。さらにボールを奪って攻撃に移ろうとも、ボールの出し手と受け手の息が合わない場面が目立ち、好機を創出できないまま試合が進んでいく。

 しかし、後半42分、宮原のパスから左サイドを抜け出した鎌田が相手DFを振り切ってクロスを上げると、ゴール前に走り込んだ前田直がダイレクトで合わせてネットを揺らし、1点差に詰め寄った。さらに同44分には右サイドを崩して金森のパスから宮原が狙うも、相手GKの好セーブに阻まれた。その後、スコアは動かずにU-22代表候補は1-2で敗れた。なお、DF内田航平(水戸)は右ハムストリングに痛みを感じたため、試合を回避している。

(取材・文 折戸岳彦)

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