[MOM1473]興國FW西村恭史(1年)_優勝導く最終節での3得点
ゲキサカ / 2015年8月29日 20時31分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.28 関西U-16~Groeien~2015第9節 奈良育英高 1-8 興國高 伊勢ヴィレッジA]
悔しい想いを糧にゴールを目指したFWが大一番で3得点をたたき出した。首位・興國高は優勝するために大量得点が必要だった奈良育英高戦でFW西村恭史が3得点の大活躍。勝ち点で並んでいた神戸弘陵高は重圧のかかった四日市中央工高戦でスコアレスドローに終わり、長身ストライカーが興國の「関西U-16~Groeien~2015」優勝に貢献した。
「昨日試合出ていなくて、結果が必要やった。優勝するためにも点が必要やったんで、チームのみんなに点という形で貢献できて良かった」と西村。当初、1年生チームのCFを務めてきた西村だが、最近の出場は練習試合が中心で、FW菅野琉巳にポジションを奪われる形になっていた。だが練習試合などで結果を残すことでこの日先発のチャンスを掴んだ西村は、前半40分に右クロスから「トラップしようか迷ったんですけどダイレクトで入ると。結構ボレーとか得意です」と技ありの右足ボレーシュートでゴールを破る。
さらに後半にも再び右サイドからのラストパスをゴールへ沈めるなど2点を加えてハットトリックを達成。西村は「最近ずっともうひとりのFWが出ていて点も決めていた。自分は全然出れていなかった。練習試合ばかりだったけれどそこで点取って結果出して、きょうも決められてよかったです」。地道に結果を残し続けてきたことがこの日の3発に繋がった。
C大阪アカデミーコーチも務める風巻和生スーパーバイザーは「点取る感覚がある」と期待し、本人も「1タッチで落とすところとか、シュートは得意です」という。CB北谷史孝(現横浜FM)やFW田代容輔(現神戸)らJリーガーを輩出してきた興國にも近年いないような純CFタイプの9番。FWルイス・スアレスのプレー動画などを見てイメージしているというFWは「1年も、すぐしたら終わるんで、トップチームでスタメンになれるように。これから多分いろいろな相手とやっていく。もっと名をあげて自分も上に行けるようにしたい」と誓った。
(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
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