ゴール裏でファンと熱唱、ブンデス初ゴールの武藤「肩の荷も下りた」
ゲキサカ / 2015年8月30日 11時57分
[8.29 ブンデスリーガ第3節 マインツ3-0ハノーファー]
ブンデスリーガは29日、第3節2日目を行い、FW武藤嘉紀の所属するマインツはホームでハノーファーと対戦し、3-0で快勝した。センターフォワードで先発した武藤は前半15分にブンデスリーガ初ゴールとなる先制点を決めると、同29分にも追加点。後半2分にはフォアチェックから3点目を演出し、全3得点に絡む活躍を見せた。
ブンデスリーガ3戦目での初ゴールに武藤は「非常にうれしく思うし、これだけ早く得点できたことによって自分自身、肩の荷も下りたと思うので、これからも引き続き得点を増やしていきたいなと思う」と素直に喜んだ。
初先発となった前節のボルシアMG戦(2-1)は試合終盤に2度の決定機が訪れたが、シュートの精度を欠き、初ゴールはお預けとなっていた。「前回、ひどい外し方をしていたので、そのプレッシャーは多少なりともあった」と認めるが、「(体の)キレは練習から非常に良くなってきていたので、いつかは入ると思っていた」とも言う。
「ブンデスリーガはレベルが高いし、限られたチャンスしか来ないというのは分かっていた。1本のチャンスに集中して、前半、良い形で抜け出せたので、そこで決め切れて良かった」。前節の反省を踏まえ、同じミスは繰り返さなかった。前半15分、MFハイロ・サンペリオのスルーパスに抜け出し、左足で先制点を決めると、同29分にはCKからヘディングで追加点を奪った。
後半2分にも前線からのハイプレスが相手のミスを誘い、3点目を演出。ブンデスリーガ公式サイトのマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた日本人FWは試合後の挨拶でゴール裏のサポーターに呼ばれると、フェンスをよじ登ってゴール裏のお立ち台に上がり、マイクを持ってサポーターと一緒に勝利を祝う凱歌を歌った。
「しっかりドイツ語を勉強して、あの歌の意味も分かるようになりたい」。ファンと一緒に歓喜に浸った武藤は「日本とはちょっと違う祝福のされ方だけど、非常にうれしかった。これからもっともっと愛してもらえるように、良いプレーを続けていきたい」と、あらためて決意を強めていた。
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