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[adidas cup in Sendai]「自分たちはもっと出来る」駒大苫小牧は夏の経験を公式戦で活かす

ゲキサカ / 2015年9月3日 22時8分

[adidas cup in Sendai]「自分たちはもっと出来る」駒大苫小牧は夏の経験を公式戦で活かす

[8.13 adidas cup in Sendai 駒大苫小牧高 2-3 富岡高 アディダスパーク]

 より上を目指す12校の強化の舞台となった「2015 adidas cup in Sendai」は13日、仙台市内各地で最終日の試合を行い、昨年の全国高校総体北海道予選優勝校・駒大苫小牧高は福島の強豪・富岡高と対戦。メンバーを入れ替えた後半に逆転されて2-3で競り負けたが、内容のある試合で4日間のadidas cup in Sendaiを終えた。

 唯一北海道からadidas cup in Sendaiに参戦した駒大苫小牧。CB川口大雅主将が「強化できたことはすごく良かった。苫小牧にいたときよりも、チームとしても成長できたので良かった。苫小牧にいたときはなかったけれど、チームに厳しさが出てきた」と総括し、金野彰監督が「(参加校は)力のあるチームばかり。北海道にないカラーのチームとやらせてもらいました。選手のメンタルも時間、展開で不安定な状況が出ていたりしたけれど、勉強できたことは収穫です。(試合中の)精神状況も分析させて、同じことが起こらないようにしたい」と実力校との対戦で学んだことを口にした。試合後チームバスで北海道へ出発した駒大苫小牧はプリンスリーグ、選手権でこの貴重な経験を活かす。

 富岡戦では立ち上がり、相手のハイプレスに苦しめられた。その中で7分に失点。だが、ボールをテンポよく動かして相手を間延びさせることに成功すると、カウンターから1年生FW今井拓輝が同点ゴール。さらに前半終了間際には加藤巧の右CKをファーサイドで折り返し、最後は混戦から日下勝太が押し込んで逆転した。

 後半も中盤に下りた今井と加藤中心にボールを動かし、左サイドの日下がスペースへ正確なパスを通すなどチャンスをつくった。また1年生FW小笠原央が敵陣でのインターセプトからゴールへ迫るシーンも。終盤にミスから連続失点したが、先発の1年生2トップや持ち味のサイド攻撃、“韓国のメッシ”ことイ・スンウの後輩に当たるという、韓国人留学生・大型CBソ・ヨハンの高さも活かした攻撃で富岡を苦しめた。

 プリンスリーグで健闘する駒大苫小牧だが、部員は42名で2、3年生は合わせて16名だけと決して多くない。まだまだ選手層の部分など課題がある。金野監督は「オフのあと1週間かけて準備してプリンスが始まる。今回はプリンス再開へ向けた位置づけ。プリンスで選手権へ向けてつくっていく。(adidas cupを通して)押されながらも慣れてプレーできるようになってきている。(課題は)控えの選手のレベルアップ。そして層をつくりたい」。また「今年は3年生少ないですけど引っ張って行かないといけない。1、2、3年の融合のチームなので、3年生が引っ張っていけたらいい」と上級生としての意気込みを口にした川口は「プリンスリーグで順位は6位なんですけど、上位目指して、adidas cupでできたことをプリンスリーグでもできたらいい。そして(選手権で)全国へ行きたいです。自分たちはもっと出来ると思う」と加えた。強豪たちと切磋琢磨したadidas cup in Sendaiで学んだことを秋、冬に繋げる。

(取材・文 吉田太郎)

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