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[プリンスリーグ東海]注目エース骨折離脱も選手発奮・・・静岡学園が磐田U-18に6-1快勝で首位奪取!!

ゲキサカ / 2015年9月16日 17時40分

 元日本代表DFの田中誠監督が「いい入りをすると乗るけれど。(きょう)相手は気持ち強く入ってきて、ウチは怯み過ぎた。1対1とか球際でも負けているし、プレーでも上回られた」と語ったように、メンタル面でのウィークポイントが出た磐田は要所でのミスを引きずってしまうなど流れに乗ることができず、後手後手の試合になってしまう。逆に静岡学園は 41分、中盤左サイド、タッチライン際での攻防から強引に抜け出した長尾が大きくボールを運んでスルーパス。これに反応した旗手がGKとの1対1を制して3点差とした。静岡学園は後半8分にも左SB荒井大の左CKから、DFがクリアしようとしたボールを鹿沼が頭で上手く押し込んで4-0。さらに17分には、右サイドでのワンツーからPAへ切れ込んだ末光が2度の切り返しでDFを鮮やかに外して右足シュートを叩き込む。

 磐田はMF大西遼太郎のヘディングシュートや、相手のミスを突いたMF山下諒也の決定的な左足シュートなど反撃するが、GK山ノ井や最後のところでしっかり身体を寄せてくる鹿沼、CB嶋一駿の前に1点が遠い。20分にも稲葉の突破から薩川がポスト直撃のシュートを放った静岡学園に対し、磐田は39分にMF津島孝至の左FKからU-17日本代表CB森岡陸がヘディングシュートを沈めて1点を返す。だが、静岡学園は46分にも旗手が果敢なドリブルでPA手前まで持ち込むと、これをフォローした西山が巧みにDFを外してから右足で6点目のゴールを突き刺した。
 
 静岡学園は磐田相手に6-1快勝。全国トップレベルのポテンシャルを見せつける結果となった。エース加納の離脱はプリンスリーグ優勝、そして選手権での静岡制覇をまず狙うチームにとって痛いことは間違いない。川口監督も「練習でもアイツが一番やる」と認めるリーダーの離脱を残念がるが、それでも「やるサッカーは一緒」と影響を口にすることはなかった。今は遅攻、静学スタイルのサッカーを突き詰めること。西山は「相手のプレッシャーも速いので難しくなってくると思うんですけど、その中でやるから静学の価値がある」。個々、チームとして成長してプリンスリーグ終盤戦や選手権予選を迎える。

 ゲーム主将を務めた鹿沼は「プリンスリーグはまず参入戦に行くことを目標に。そして優勝を目指して行きたい。選手権の目標は(全国で)優勝。順調に成長していけばできると思うんですけど、まだまだ足りないと思っています」と快勝にも厳しい姿勢を崩さず、昨年の選手権予選で主力ながらも全国大会で控えに回っている西山は「Bチームやスタメンで出ていないヤツらにもいい選手がいますし、去年経験していることもあるので気を抜かないでいく。(選手権予選まで)プリンス2試合あるのでそこで修正できることは修正して、もっと周りの見ている人たちを魅了できるようにやっていきたいと思っています」とチーム内での競争を勝ち抜いて、よりチームのレベルを引き上げることを誓った。エース離脱を競争激化、チームの成長へ結びつけて、静岡の名門がこの秋、冬に目標を達成する。

[写真]後半アディショナルタイム、静岡学園は西山が6点目のゴール

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
【特設】2015 プリンスリーグ東海

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