前線に残っていた“クローザー”金正也が米倉V弾アシストを解説「ヤットさんの指示」
ゲキサカ / 2015年9月17日 8時22分
[9.16 ACL準々決勝第2戦 G大阪3-2全北現代 万博]
ガンバ大阪の劇的な決勝点は、“クローザー”として投入されたDF金正也のアシストから、サイドの活性化を求められて投入された、これまたDF登録の米倉恒貴の左足によって生まれた。
米倉は試合後のインタビューで長谷川健太監督の指示によって前線にいたことを明かしたが、なぜ金まで前線に残っていたのか。その謎も試合後に明らかになった。
ポイントは起点となったMF遠藤保仁にあった。遠藤が中盤でボールを持った瞬間、前線にいた金は自分のポジションに戻ろうと考えたのだという。「最初は(遠藤が)サイドに展開すると思ったので戻ろうと。けど、ヤットさん(遠藤)が俺に『止まれ』って指示を出したんです」。
そして、ピンポイントパスを足元で受けた金は、反転してスルーパスを出す。「ワンタッチでいい感じで前を向けた。最初はサイドに出して上がろうと思ったんですけど、前を向いたら米倉が超いい感じで動き出していた。正直言うと、もうあの場面ではヨネしか見えていなかった。だからヨネに出したというわけです」。あとは「ジョン(金正也)がいいパスをくれた」と話す米倉が決めきるだけだった。
指示を出した遠藤は「全体は見ていましたが、ジョンがかなりフリーだった。最短距離で行こうかなと思った」と説明。「よくジョンも感じてくれた。ヨネも相手と競り合いながらゴールまで持ってってくれた」とDF登録の2人の鮮やかな連携を称えた。
ただ決勝点の場面については喜んだ金も、DFとしてはやはりその前の後半43分の同点被弾が悔しいと話す。「クローザーとして出させてもらった以上、入ってからの失点はもう……どうしようって思いました」。そのまま敗退となっていれば、悔やんでも悔やみきれない記憶として永遠に脳裏に刻まれていたはずだ。
9月30日の広州恒大との敵地での一戦は、不動のCBの日本代表DF丹羽大輝を累積警告で欠くことになる。より金の存在がクローズアップされることになりそうだが、「きょうも(宇佐美)貴史がいなかったですし、そういう試合は今後も絶対あると思う。チームみんなで力を合わせて、全員の力で勝ち上がりたい」と表情を引き締めていた。
(取材・文 児玉幸洋)●ACL2015特設ページ
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