バロFK弾にボナベン2戦連発と結果を残すライバル達…本田、ますます立場危うく

[9.22 セリエA第5節 ウディネーゼ2-3ミラン]

　日本代表MF本田圭佑の所属するミランは、敵地でウディネーゼと対戦し、3-2で勝利した。トップ下で先発出場した本田は、後半19分まで出場。積極的にゴール前に顔を出す場面も見られたが、またも得点に絡むことは出来なかった。

　ライバルたちがしっかりと存在感を見せる中で、またも結果を残すことが出来なかった。前半5分のFKの場面では、ともにスポットに立ったFWマリオ・バロテッリが直接FK弾を記録。移籍後初ゴールを華麗に決めると、同11分にはポジション争いのライバルのMFジャコモ・ボナベントゥーラが2試合連続ゴールを蹴り込む。本田も同26分、同35分とFWカルロス・バッカとのコンビで続けてゴールに迫るが、いずれも決めきることは出来なかった。

　本田の守備面の貢献度を高く評価するシニシャ・ミハイロビッチ監督は、この日も本田をトップ下で起用した。ただ、指揮官も攻撃面の課題を口にしているように、ミランの背番号10を背負うものの宿命として、得点することでしか評価されないという現実もある。

　イタリアメディアによる厳しい指摘が続くこと、さらにシルビオ・ベルルスコーニ名誉会長がバロテッリのトップ下起用を提案するなど、周囲がさらに騒がしくなることが予想される。立場は危うくなる一方だが、本田ならこの状況を打破できると信じたい。
　
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