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[選手権予選]終了間際の連続ゴールで大逆転!麻布大附が第2シード・武相撃破!:神奈川

ゲキサカ / 2015年9月23日 19時40分

[選手権予選]終了間際の連続ゴールで大逆転!麻布大附が第2シード・武相撃破!:神奈川

[9.20 全国高校選手権神奈川県2次予選2回戦 麻布大附高 2-1 武相高 桐蔭学園高G]

 第94回全国高校サッカー選手権神奈川県2次予選2回戦が20日に行われ、総体予選4強の第2シード・武相高と13年、14年の全国高校総体出場校の麻布大附高との一戦は後半38分から逆転した麻布大附が2-1で勝った。麻布大附は10月18日の3回戦で湘南工科大附高と対戦する。

 麻布大附は前半30分に武相の10番・FW松尾幸晟の突破を止められずにPKを献上し、FW伊藤峻平に右足で決められた。最終ラインからビルドアップする麻布大附を前線からのプレスで追い込んだ武相はセカンドボールを拾って速攻に持ち込むと、先制後も松尾の突破やFW戸崎大地の右足ミドルなどで追加点を狙っていく。

 麻布大附は前半、最終ラインから攻撃的なパスを繋ぐことができず。ハーフタイムにはコーチングスタッフ陣から「このままで終わっていいのか、自分たちのやってきたサッカーから逃げている」と厳しく指摘されたという。迎えた後半は3バックから思い切り良く前にボールをつけて、そこからサイドへ展開。キープ力高い10番MF大木健汰や、巧みにハイサイドを取るFW峠優輝らが連動した動きでサイドを打開し、MF澤内僚の左足クロスがいい形でゴール前に入るなど、ゴールを予感させるようなシーンを増やしていく。

 23分には澤内とのコンビから峠が左足クロス。これを交代出場のFW小峰郁大が頭で合わせるが、至近距離からのシュートは武相GK長谷川倭馬がビッグセーブではじき出す。また、32分には右クロスを抜群の走力を発揮していたMF岡田悠人が右足で合わせたが、これも長谷川に阻まれてしまう。武相はCB昼間雄介のスライディングタックルや左SB森山壱政のヘッドなどで何とかゴールを死守。それでもアグレッシブな選手交代で28分に3人目のMF安藤礼、さらに30分を過ぎるとMF田中稜磨を投入した麻布大附は武器である走力と、交代選手たちの推進力も活かして武相を押し込んだ。

 超攻撃的な交代策による活性化と、徹底したサイドからの崩し。そして後半38分、麻布大附の執念が実る。左サイドから岡田がクロスを入れると、パワープレーで前線へ上がっていたCB井藤駿太郎が渾身のヘッドで折り返す。これに反応したのは2枚目の交代カードとして後半16分から出場していた2年生MF岩田陸。「(井藤)駿太郎くんは必ず折り返すと信じていた」とポジションを取りなおしたMFがハーフボレーで合わせた右足シュートがゴール左隅を捉えて同点ゴールとなった。土壇場で決めた鮮やかな一撃。「1回戦の光明(相模原)戦でいいプレーができなかったので武相戦で巻き返すしかないと思っていた」という岩田を筆頭に大興奮の選手たちが次々とピッチサイドの先輩・仲間たちの中へ飛び込んだ。

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