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[選手権予選]粘って、走って、DF東岡が延長FK弾!堀越が全国総体4強の関東一破る!:東京A

ゲキサカ / 2015年10月19日 15時3分

 自分たちのやってきたことを信じて戦った結果の勝利だ。前半13分、関東一は道願のグラウンダーの右CKを手前の2人がスルーし、最後は鈴木隼が右足ダイレクトで決めて先制ゴールを奪う。だが、リードされても富樫が「(失点は)事故みたいな感じ。気にしないで自分たちのいいところを信じてやっていました」という堀越は気落ちすることなく試合を進める。関東一は巧みにスペースへボールを運び岡崎や鈴木隼が追加点を狙うが、堀越は富樫、東岡、DF小澤颯(3年)の3バック中心に対応。そして、カウンター攻撃を警戒してか関東一がやや引き気味に試合を進めていたこともあってボールを保持した堀越は、敵陣でプレーする時間帯を増やす。FW新井真汰(3年)がPAでのオーバーヘッドキックでボールを繋いでそれに富樫が飛び込み、インターセプトから右サイドを突いた俊足MF小磯雄大(2年)がクロスへ持ち込むなど反撃した。

 後半、堀越は2列目に位置するMF齋藤拓磨(3年)とMF加藤悠矢(2年)のプレッシャーが強度を増すなど、関東一に思い通りの攻撃を許さない。迎えた10分、カウンターから敵陣へボールを運んだ堀越はMF広瀬智也(2年)からのパスを左中間で受けたMF斉藤一輝(2年)が縦へのフェイクを入れてから対応したDF2人の間を通す右足シュート。「(DFが)2枚いてその間を狙って。入ると思わなかった。関一は前に出てこないでゴール前を守る感じ。外に開いてもずれたりしないので、監督とかキャプテンにロングシュートを狙うことを言われていた」。これが逆サイドのゴールを見事に射抜く鮮やかな同点弾となった。勢いづいた堀越は小磯が抜群のスピードで右サイドを駆け上がり、新井や交代出場FW鈴木龍河(3年)のがむしゃらなプレーが2点目を予感させる。対して関東一は、守備面こそ安定していたものの、攻撃面でなかなかギアを上げることができない。26分に冨山の左CKをファーサイドの左SB石島春輔(2年)が頭で合わせたが、これをGK横山がビッグセーブ。この後、関東一は交代出場のFW新翼(3年)、MF堤優太(2年)がドリブルでサイドを破ったが、いずれもゴール前で堀越DFがクリアし、1-1で延長戦へ持ち込んだ。

 そして押し込まれる時間の長かった延長戦で逆に1点を奪い取った堀越が勝利。主軸FW高橋快斗(3年)が欠場したほか、負傷者やコンディション不良の選手が出た中での戦いで敗れた関東一の小野貴裕監督は「(アクシデントがあったが)凌がないといけない試合だった。素直に堀越の方がきょうゲームは良かったと思いますね。守備が破綻していたわけではないのでウチも上回られた訳ではないと思う。だが、相手を攻略するという部分でいうと、アイディアだとかがちょっと力がなかった」。4-4-2から3-5-2のシステムへスイッチして延長戦では流れを取り戻していたが、勝負どころで上回ることができなかった。

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