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[MOM1526]秋田商FW青山和樹(3年)_“アバラ折られた”2年前の全国から15kg増量!肉体強化のFWが3発!

ゲキサカ / 2015年10月22日 22時12分

[MOM1526]秋田商FW青山和樹(3年)_“アバラ折られた”2年前の全国から15kg増量!肉体強化のFWが3発!

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.22 全国高校選手権秋田県予選準決勝 秋田商高 7-1 秋田西高 八橋陸上競技場]

 右膝の負傷明けでこの準決勝が今大会初先発だったが、前線で躍動。秋田商高は小林克監督が「ゴールの匂いが分かるヤツ」と評するFW青山和樹(3年)が3得点の活躍を見せて逆転劇の主役となった。

 特に横からのボールに巧みに合わせる才能を発揮した。0-1で迎えた前半22分には左サイドからMF山本隼主将が右足で巻いたボールを入れると、ファーサイドへ飛び込んで「反復してきた。自分、小さいんですけど得意にしている」というヘディングシュート。この一撃で同点とすると、さらに32分には左サイドのFW菅原晟也が出したラストパスを右足ダイレクトでゴールへ押し込んだ。登録167cmだが、この日は得点シーン以外にもクロスバーを叩くヘディングシュートを放つなどクロスへの強さを発揮。また、相手の背後へタイミングよく飛び出す動きや、スピードに乗ってゴール方向へ切れこむドリブルなどで存在感を示した青山は、後半5分にもMF菅原隆晃のスルーパスで抜けだして右足シュートをゴール左隅へ流し込んだ。

 怪我明けでコンディションを上げるために走りこんできていた分、身体がキレていた青山は先発起用に応えるハットトリック。後半10分には交代したが、「チームの雰囲気を変えたりするのが得意。そういうところも先発起用された理由だと思う。声かけてみんなの雰囲気を良くしたい。それはアップの時から意識している」というFWは50分間で十分な結果を残した。

 1年時の選手権予選準決勝で劇的な延長V弾を決めている青山は同年度の全国大会でも先発出場。だが、「自分、持ち味は裏の飛び出しなんですけど通用しなかった」という履正社高との初戦を0-2で落とし、チームは初戦敗退となった。特に感じたのはフィジカル面の差。当時45kgほどだったという青山は「インターセプトしようとして、インターセプトはできたんですけどバーンと身体を入れられて。(ボールは残したが完全に当たり負けして)吹っ飛ばされて、アバラ折れてて」とフィジカル差を痛感する経験をした。「それからしっかり身体づくりを意識してやってきた」という青山は、チームメートの山本が「筋トレを一番やっていた」と説明する努力で肉体改造。当時から15kg以上増量してたくましさを増し、簡単には当たり負けしないようになった。

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