[選手権予選]終盤の点の取り合い制した古豪・日大山形が18年ぶりに全国へ!:山形
ゲキサカ / 2015年11月1日 6時55分
[10.31 全国高校選手権山形県予選決勝 羽黒高 2-3 日大山形高 NDスタ]
第94回全国高校サッカー選手権大会の山形県予選決勝は31日に山形県天童市のNDソフトスタジアム山形にて行われた。山形県U18リーグ1部で今年全勝優勝を果たした日大山形高と今年山形県高校総体で優勝した羽黒高が対戦した。
MF白田翔(3年)、MF辨野右京(3年)といったサイドアタッカーを有効に使い、堅守速攻を持ち味とする日大山形は序盤から激しく羽黒陣内に攻め入ったが、羽黒は相手攻撃陣を複数人で囲み、懸命に体を張った守備を見せた。そしてボールを奪うと、キャプテンのMF佐藤郁(3年)から精度の高いパスを受けたFW伊藤瀬七(3年)らが果敢にゴールを狙った。双方決定機は作りながらもゴールを奪えず、前半は0-0で終えた。
試合は後半開始早々に動く。2分、PA内で羽黒がファウルを取られ、PKのチャンスを得た日大山形はチームのプレースキッカーである白田がきっちりと決めて先制した。その後は羽黒が猛反撃を仕掛ける展開となり、10分には佐藤が放ったミドルシュートをキャッチしようとした日大山形GK菅原拓寛(2年)がゴールポストに足首をぶつけ、プレー続行不可能となり、2分後にGK武内紫舞貴(3年)と交代するハプニングに見舞われた。
しかし「元々は正GKで良い準備をしていた」と矢作直樹監督が信頼して送り出した武内が安定したプレーを見せたこともあり、日大山形は再び攻勢に転じた。そして29分、186cmの長身DFでキャプテンの石井理貴(3年)が右サイドに開いて山なりのクロスを上げた。ゴール前にMF庄司朋矢(3年)が飛び込み、ヘディングシュートを決めて2-0とリードを広げた。
試合は決まったかに見えたが終盤、羽黒も意地を見せた。35分、伊藤のクロスを受けた途中出場FW阿部佑亮(2年)がゴールし、2-1と1点差に迫った。しかし直後の37分、日大山形は白田のCKから石井が相手選手3人と競り勝って豪快なヘディングシュートをゴールに突き刺し、3-1と再び突き放した。
1ゴール1アシストと大活躍の石井だったが、得点の直後にPA内で相手選手を倒してしまった。40分、羽黒の伊藤がPKを決め、再度1点差に詰め寄られた日大山形だったが、その後は落ち着きを取り戻し羽黒の反撃を封じ込め、このまま試合終了。3-2と逃げ切った日大山形が18年ぶりの栄冠を手にした。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
[MOM4835]山形県GK佐藤陸斗(山形ユース、1年)_失点から立て直し、PK戦で全国1勝へ導くビッグセーブ
ゲキサカ / 2024年9月21日 22時56分
-
軸に据え直したのはどんな状況でも「折れない心」。川崎F U-18にウノゼロで競り勝った前橋育英の逆襲はここから始まる!
ゲキサカ / 2024年9月17日 12時22分
-
[NBチャンピオンシップU-16] 2016年創部の上越が初出場初優勝!飛躍期す新潟の新鋭は、「ここが始まり」
ゲキサカ / 2024年9月17日 9時17分
-
[NBチャンピオンシップU-16]攻守に存在感のMF三國ケースマンエブスらが奮闘も、弱さも出た青森山田は矢板中央と0-0ドロー
ゲキサカ / 2024年9月14日 23時1分
-
森保J、中国戦出場全16選手「パフォーマンス査定」 伊東&久保が“満点評価”…唯一のアピール不足は?
FOOTBALL ZONE / 2024年9月6日 6時30分
ランキング
-
1新庄監督〝電撃勇退説〟浮上 日本ハム、就任3年目で初のCS目前も続投の動きなし…タレント転身なら「最適のタイミング」
zakzak by夕刊フジ / 2024年9月25日 11時32分
-
2大谷翔平の「60-60」へ“思わぬ壁”? 指揮官がストップかける可能性…地元紙が指摘
Full-Count / 2024年9月25日 20時15分
-
3ド軍担当記者「信じられない」9回采配を痛烈批判 無死一、二塁で次打者・大谷翔平も強攻でトリプルプレー
スポニチアネックス / 2024年9月25日 14時13分
-
4大谷翔平がまた打ち立てたMLB歴代No.1記録 「20-20」達成の異次元ペースに驚き「訳分からぬ…」
THE ANSWER / 2024年9月25日 19時3分
-
5虎の主砲・大山を巡り巨人阪神“場外乱闘”に突入か…メジャー挑戦濃厚な岡本の去就がカギを握る
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月25日 11時37分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください