[選手権予選]2度先行されるも、「我慢することができるようになった」高川学園が下関中央工に逆転勝ち!:山口

ゲキサカ / 2015年11月7日 19時28分

[選手権予選]2度先行されるも、「我慢することができるようになった」高川学園が下関中央工に逆転勝ち!:山口

[11.7 全国高校選手権山口県予選3回戦 高川学園高 3-2 下関中央工高 県立おのだサッカー交流公園]

 第94回全国高校サッカー選手権山口県予選3回戦が11月7日に行われ、高川学園高が3-2で下関中央工高に勝ち、8日の準々決勝進出を決めた。

 高川学園の江本孝監督は試合後、「2度先行されて、2度追い付いて、逆転したことは、自信につながるんじゃないかと思います」と安堵の表情を浮かべた。2年連続出場を狙う高川学園の優位が予想された一戦は、下関中央工の素晴らしいプレーもあって接戦となったが、最後は高川学園が振り切り、連覇に向けて一歩前進した。
 
 序盤からボール支配率で上回った高川学園は、FW綾部廉太朗、山本駿亮、MF伊石祐也、水本和弘などが流動的に動きながらチャンスを作るが、キャプテンのDF浅野翔太を中心とした下関中央工の粘り強い守りを崩すことができない。そうするうちに先制点を奪ったのは、下関中央工だった。前半15分、左サイドで得たFKのチャンスから、キッカーの浅野が意表を突いてニアサイドを狙うシュート。これが見事に決まって均衡を破った。

 しかし高川学園も落ち着いて反撃に転じ、ゴールに迫る回数を増やしていく。ラストパスの精度の低さもあり、なかなか決定機が作れなかったが、20分にエリア前でフリーとなった綾部が、左足で蹴り込んで同点とした。

 すぐに追い付いたことで、試合の流れはさらに高川学園に傾くかと思われたが、試合前に吉山忠監督から「気後れせずに戦おう」と声を掛けられ、その通りのプレーを見せていた下関中央工は、集中力の高い守備を続け、前半は1-1で終了。後半に入るとボール奪取後のプレーに落ち着きが生まれ、敵陣に侵入する回数を増やすと、8分には2点目を奪う。左サイドでこぼれ球を拾ったFW山形一平が思い切り良く右足を振り抜くと、これが見事に右スミに決まり、再びリードを奪った。

 しかし高川学園は、ここでも慌てなかった。直後の9分、右サイドをドリブルで破った水本が強烈なシュートを突き刺して2-2とすると、ようやく硬さが取れ、丁寧にパスをつなぎながらチャンスをうかがう。下関中央工GK杉村拓生の好セーブに阻まれるなど苦しんだが、28分に右CKから、巧みに相手DFの前に入った山本がヘッドで決め、ついに逆転。その後の4点目のチャンスは逃したものの、3点目は奪われることなく勝利を収めた。

 総体と選手権に出場した昨年度を経て、今年度も全国への本命と目されていたが、総体予選決勝では山口県鴻城高に0-1で苦杯。前半立ち上がりの失点を最後まで取り返せず、悔しい敗戦を喫した。江本監督は「夏までは我慢する力、耐える力がなかった」と振り返ったが、この日は同様の展開、さらに2度も先行されながらも逆転勝利。「我慢することができるようになったことが、夏以降の今までの蓄積だと思います」と、江本監督もチームの成長を感じ取っていた。

 8日の準々決勝では徳山高と対戦する。「一度は苦しまなければいけない」(江本監督)トーナメントで、地力を見せて苦境を乗り越えた高川学園が、2年連続出場まで、あと3勝とした。

[写真]高川学園は後半28分に山本が決勝ゴール

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