[選手権]市立船橋MF椎橋「相手が感じたことのない切り替え」で全国へ
ゲキサカ / 2015年11月17日 12時23分
全国屈指の最激戦区、千葉県予選を2年ぶりに突破した市立船橋高(千葉)。15日に行われた、ライバル流通経済大柏高との決勝では、3-0で完勝、2-0から3点を許し逆転で全国への切符をさらわれた昨年のリベンジを果たした。キャプテンのMF椎橋慧也(3年、ベガルタ仙台内定)、エースのFW永藤歩(3年、モンテディオ山形内定)、プロ内定2選手をスタメンから欠いた中での勝利だった。翌16日、第94回全国高校サッカー選手権大会の組み合わせ抽選会に出席した椎橋は欠場の理由を「右足首のケガ」と説明。「現状はほぼ完治に近い」ため、12月末に開幕する選手権には支障がないという。
「自分たちのプレーをできればいいんですけど、なかなかできないと思うので、そういう中でも、1点でも多く取って、最後に勝っているのが市船」とチームの強みを語ったキャプテンは、来る選手権に向けての課題も口にする。「いままで惜しい場面で終わっているところがあって、決め切れないところがあった。決め切れればゲーム運びが楽になると思う。シュートの精度もあると思うんですけど、相手に足を出される前に打つとか、積極的なプレーを心がけたい」。一方、県予選で手応えがあった点として「取られた瞬間に取り返す守備」を挙げた椎橋は、全国に向けて「相手が感じたことがない切り替えで、自分たちが奪えるようにしたいです」と本番ではさらに精度を高めていくつもりだ。
そして、椎橋が「リベンジしないといけない」と力を込めたのは、同じブロックに東福岡高(福岡)がいるからだ。今夏の総体決勝で市立船橋は昨夏王者の東福岡と激突、PK戦の末に敗れた。そして迎えた選手権、2回戦から登場する市立船橋は、順当にいけば続く3回戦で東福岡と当たることになる。しかし、先を見据えることなく椎橋は「緒戦が大事」と気を引き締めた。「まず米子北に勝たないとヒガシとできないので、良い準備をしたいです」。
「正直、ビックリした」。夏の総体準優勝校との対戦を引き当てた米子北高(鳥取)のMF小長裕也(3年)主将は、その瞬間戸惑ったというが「格上の相手ですが、自分たちの特徴である堅守速攻を磨き上げて勝ちたいです」と、抽選会終了後には意気込みを語った。
今夏のインターハイで8強まで勝ち進んだ米子北は、迎えた立正大淞南高(島根)との“山陰対決”にPK戦の末に敗れた。「負けて悔しかった」という気持ちは当然あったが、「ベスト8までいって、満足したという気持ちもあった」という。「もう1回自分たちは挑戦者として、選手権を戦いたい」とキャプテンの小長は決意を明かす。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1大谷翔平が「凄いメンツの中に」 日本人が野球を代表…米放送局選出の8人が「レジェンド」
Full-Count / 2024年12月26日 14時17分
-
2甲斐拓也が“巨人カラーのネクタイ”で入団会見 決め手は「阿部監督ですね」、背番号は「10」を継承
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年12月26日 14時10分
-
3真美子夫人も心配する「大谷翔平の左肩」の容態 整形外科医が回復への見通しを解説「本格的な投球再開まで2~3か月かかるのでは」
NEWSポストセブン / 2024年12月26日 7時15分
-
4米スタンフォード大の佐々木麟太郎 妹・秋羽らと大谷翔平の父に近況報告「私たちの恩師」
スポニチアネックス / 2024年12月25日 22時54分
-
5大谷翔平が「日本開幕戦での二刀流復帰」にこだわる不思議…監督や球団幹部「難しい」と口揃えるのに
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年12月26日 9時26分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください