[DAYS×ゲキサカ連動企画vol.71]鳴門GK河野匠哉(3年)_果敢な飛び出しと熱い気持ちでチームを全国へ導く
ゲキサカ / 2015年11月17日 16時4分
DAYS×ゲキサカ連動企画「全国のつくしを探せ!」
[11.15 全国高校選手権徳島県予選決勝 徳島市立高 0-1 鳴門高 徳島市球技場]
県総体を境に“熱い男”へと変貌を遂げた鳴門高の守護神、河野匠哉(3年)が決定機を何本も防ぎ、チームを3年ぶりの選手権出場に導いた。
「攻撃的なキーパーを目指している」という言葉通り、持ち味はプレーエリアの広さ。チーム戦術も彼の飛び出しを前提にし、DFラインを高く設定しているのが鳴門の特徴だ。DFの背後にボールを蹴られると、ピッチの縦3分の1は河野の飛び出しによって防ぐ。徳島市立高と対峙した決勝戦では、前半からスピードに長けたFW山本史弥の飛び出しを受けたが、タイミング良く前に飛び出し、ゴールを与えず。1点を奪うべく、徳島市立がDF裏へのロングパスを多用した後半も、積極的にPA外へと飛び出し、決定機を防ぎ続けた。最大のピンチは後半24分。味方のファールによって、PKとなってしまったが、彼独自のキック分析によって、コースを的中させてストップに成功。37分に生まれたFW坂本一真の決勝ゴールに繋げた。
「だいぶリスクあるし、ちょっとでも出るのが遅れるとゴールがガラ空きでやられてしまう」と評する現在の守備スタイルを取り入れたのは夏休みから。県総体を終えてから、決まり事がなかったチームを変えるために試した所、選手たちの攻撃的なキャラクターに合った。ただ、無謀とも言える守備スタイルゆえに、当初は失点を重ねて、黒星が先行。それでも、「DFラインが全員2年生だったので、3年の俺がやらなあかんなって思った。それにどのキーパーよりも飛び出しに関しては俺の方が上手いと思っていた」と練習から飛び出しの意識づけを高め、選手権予選では気持ちでゴールを死守し続けた。今予選は無失点。彼の存在がなければ、選手権出場はなかったと言っても過言ではない。
憧れの選手権に立つ喜びと共に、徳島市立に勝利したことに対し、彼自身感じる物があった。県総体の決勝でも徳島市立と対峙したが、自らのミスで先制点を献上すると、以降は「チームの勢いが出なかった。自分も気持ち的に立ち直れず、集中できなかった」と失点を重ねて、終わってみれば1-5。「悔しい想いをして、責任を感じていたので、そこからずっと自分がチームを引っ張っていこうと居残り練習をしてきた」。誰よりも頑張る気持ちを全面に出すようになった結果、「(河野は)練習熱心。今日の結果も日々の成果が出たのかなと思う。ダレている選手に激を飛ばしたり、一番熱い選手」(MF坂本優斗)に変貌を遂げた。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
高校サッカー 大会通じて無失点の西目がエースの活躍で優勝 12年ぶり全国大会へ
ABS秋田放送 / 2024年10月28日 18時3分
-
[選手権]プリンス四国勢の徳島北が準々決勝敗退…3連覇目指す徳島市立らが4強入り:徳島
ゲキサカ / 2024年10月27日 12時54分
-
境が米子東に3発完封勝利でベスト4進出!! 準決勝で鳥取城北にリベンジ狙う:鳥取
ゲキサカ / 2024年10月26日 18時22分
-
『絶対王者』米子北、42本のシュート放ち12得点のゴールラッシュ!! 総体予選で苦しめられた倉吉北を下して4強入り:鳥取
ゲキサカ / 2024年10月26日 18時10分
-
[MOM4861]西目DF吉田碧(3年)_ソユスタで3点目!高さと気持ちで決勝点をもたらし、予選無失点を継続
ゲキサカ / 2024年10月20日 9時9分
ランキング
-
1大谷「左肩亜脱臼」楽観は禁物…《レギュラーシーズンなら欠場必至のはず》と専門家が警鐘!
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月29日 11時32分
-
2J助っ人の“70m独走弾”「漫画やん」 衝撃の“環境破壊”が話題「なんでJ2にいるんだ」
FOOTBALL ZONE / 2024年10月29日 7時30分
-
3ド軍が4年ぶりWS制覇へ王手 大谷翔平は2戦無安打も1得点2出塁…左肩負傷から強行出場
Full-Count / 2024年10月29日 12時43分
-
4球界の重鎮・権藤博氏はむしろ「日本の投手は投げなさ過ぎ」…沢村賞また「該当者なし」で選考基準見直し案も
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月28日 20時22分
-
5井上中日「矢野燿大ヘッド」招聘プラン立ち消えに…“元阪神監督”の看板などが足かせ
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月29日 11時32分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください