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[プリンスリーグ関東]悲願のプレミアリーグ参入へ、「最強のチャレンジャー」前橋育英が暫定2位浮上

ゲキサカ / 2015年11月21日 19時49分

 だが、中村が迎えた決定機をGK山岸健太(3年)の好守で凌いだ前橋育英は25分、中央から左前方へ持ち込んだ野口が思い切り良く左足シュート。これがゴール右隅を破り、3-0となった。前橋育英はチームを締めるMF尾ノ上幸生主将(3年)やCB大平陸(3年)の声に呼応するかのように、各選手が球際での身体を張ったプレーを怠らない。好プレーに対してチーム内で盛り上げながら試合を締めにかかった。
 
 終盤は三菱養和が瀬古中心とした気迫ある攻撃で反撃するが、決定機をつくり出すことができなかった。それでもアディショナルタイム、左コーナー付近から仕掛けた瀬古が相手DFに身体を入れられなからも粘って入れ替わり、ゴール方向へ向かおうとしたところで倒されてPK獲得。瀬古が自ら右足で決めて1点を返したが、ここで試合終了となった。プリンスリーグ残留へ向けて厳しい状況の続く三菱養和は次節、甲府U-18との直接対決。瀬古は「今週一週間、引き締めて戦うしか無い。下の子たちのためにも、来年Tリーグ(東京都リーグ)というのはありえないので残留しなければいけない」と誓った。

 一方、前橋育英は暫定2位浮上。今年、新人戦、総体予選決勝でいずれも敗れて無冠だったチームは尾ノ上が「自分たちは『最強のチャレンジャーになる』と言ってずっとやってきた」というように「最強のチャレンジャーになる」を合言葉にシーズンを送ってきた。そして挑戦者として臨んだ選手権予選では、決勝で今年2度決勝で敗れている桐生一高をPK戦の末に破って全国切符獲得。山田耕介監督が「チャレンジャーというのは、失敗恐れずにガンガン行くんだ」と声をかけるチームはこの日も横澤や野口が思い切った仕掛けからゴールを奪い取り、気迫溢れる守りを見せるなど挑戦者として戦い抜いて白星を勝ち取った。横澤は「自分たちは下手くそだし、チャレンジしていくしかない」。プリンスリーグ関東は残り2試合。「全てをかけろ」という指揮官の下、「最強のチャレンジャー」前橋育英が首位・東京Vユース、昌平高と対戦するプリンスリーグ2試合、そしてプレミアリーグ参入戦2試合を勝ち抜いてプレミアリーグ参入を果たす。

[写真]前半17分、前橋育英はFW横澤が先制ゴール

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
【特設】2015 プリンスリーグ関東

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