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年間3位G大阪が下剋上!! 浦和との死闘制し、広島との頂上決戦へ

ゲキサカ / 2015年11月28日 22時18分

 後半15分にはG大阪が追加点のチャンスを迎えたが、左サイドからパトリックとのパス交換でゴール中央に進入した大森がシュートを狙うも、宇賀神のブロックに遭ってネットを揺らすには至らなかった。すると同18分、1点を追い掛ける浦和はFWズラタンとMF青木拓矢を同時投入して状況を打開しようと試みる。同22分にはFKの流れから阿部勇がミドルレンジから枠内にシュートを飛ばすが、東口がしっかりとボールを抑えた。

 すると前半27分、浦和が同点に追い付く。柏木が蹴り出したCKを森脇が合わせたヘディングシュートはクロスバーに阻まれたが、こぼれ球をズラタンがヘッドで押し込んで試合を振り出しに戻した。同点に追い付かれたG大阪は同35分、カウンターを発動させると右サイドを突破したパトリックが強烈なシュートを放つが枠を捉え切れず。直後に浦和も好機を生み出し、MF平川忠亮の送ったクロスから柏木がヘッドで狙ったがボールはゴール左に外れてしまった。

 アディショナルタイムには右サイドを切り裂いた関根の折り返しをズラタンが合わせるも好反応を見せた東口がストップ。さらに攻勢を掛ける浦和は森脇のクロスから武藤が決定的なヘディングシュートを放ったが、再び東口が立ちはだかってゴールを許さず。1-1のまま90分を終えた試合は延長戦までもつれ込んだ。

 延長戦を迎えると延長前半8分、MF倉田秋のスルーパスから抜け出したパトリックがPA内まで運んでシュートまで持ち込むが西川に阻まれる。さらに延長後半10分、遠藤のパスからDF米倉恒貴が完全に抜け出したが、シュートは西川の守備範囲に飛んでしまった。同12分にはDF丹羽大輝のバックパスがあわやのオウンゴールになりそうになったが、直後のプレーでG大阪が勝ち越しに成功する。米倉のクロスをDF藤春廣輝が右足ボレーで沈めて、スコアを2-1とした。さらにアディショナルタイムにはパトリックがダメ押しゴールを奪い、G大阪が3-1の勝利を収めてチャンピオンシップ決勝進出を決めた。

(取材・文 折戸岳彦)
●2015 Jリーグチャンピオンシップ

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