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[大学選手権]後半ATの劇弾!!札幌大が九州産業大との熱戦制する:1回戦

ゲキサカ / 2015年12月9日 14時23分

 後半開始直後こそ嫌なシーンを迎えたが、しのぐと今度は九州産業大がチャンスの連続。カウンターから決定機を迎え、後半8分にはドリブルで持ち込んだ藤永が自らシュートを打つも枠外。直後のCKから放ったシュートは枠を捉えるも、GK花田を中心とした守備陣に阻まれてしまう。

 攻め込む時間に点の取りたい九州産業大は、後半12分に選手交代。関に代わり、FW岩村勝利(1年=東海大翔洋高)をピッチへ送る。すると同13分、赤木の右クロスに岩村が飛び込むもDF廣瀬に身体を張ってクリアされた。それでも、ここで獲得した左CKからのこぼれに赤木が詰めると、最後は月成が押し込んだ。試合は2-2の振り出しに戻された。

 追いつかれた札幌大は後半21分、下田に代わってMF平塚悠知(1年=北海道大谷室蘭高)を投入。同30分には岡部に代わり、FW新田裕平(1年=北海道大谷室蘭高)を送る。しかし流れは変えられず。九州産業大が前へ前へと攻め込み、札幌大ゴールに襲い掛かる。それでも最後の場面で精度を欠き、ネットイを揺らすことはできない。

 押し込まれた札幌大だが、後半36分にはカウンターで攻め上がる。最後は無人のゴールに澤野がシュートを流し込んだかに思われたが、まさかのポスト右へわずかに外れた。決まったと思われた一撃。この日指揮を執った札幌大の木島敦コーチは思わず足を滑らせて転倒。ピッチサイドで“大の字”になっていた。

 その後も一進一退の攻防は続く。後半42分に九州産業大は選手交代。奥津に代わって、DF向田晋吾(4年=藤枝明誠高)が入った。後半アディショナルタイム2分には札幌大が阿部に代えて、FW稲田浩平(3年=札幌一高)を送る。

 すると後半アディショナルタイム3分にゴールが生まれた。右CKからファーサイドの大友がヘディングシュート。3-2の勝ち越しに成功。そのまま試合は終了し、札幌大が1回戦を突破した。

■1回戦(12月8日)
[相模原ギオンスタジアム]
桃山学院大 2-0 北海道教育大岩見沢校

[柏の葉公園総合競技場]
大阪体育大 2-0 IPU・環太平洋大

[町田市陸上競技場]
札幌大 3-2 九州産業大

[ゼットエーオリプリスタジアム]
仙台大 2-3 中京大

(取材・文 片岡涼)●第64回全日本大学選手権特集

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