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[プレミアリーグ参入戦]延長後半に劇的ゴール!神戸弘陵が磐田U-18下し、プレミア初昇格!

ゲキサカ / 2015年12月14日 8時58分

 延長戦でも一進一退の展開は続く中、歓喜の瞬間が訪れたのは延長後半4分。右サイドを上がった多田のクロスがゴール前に入ると、相手GKとDFの衝突を誘発。ボールが下山の下に落ちると、下山は相手が倒れた隙を突いてゴール左に流し込んだ。終了間際にはGK牧野恋音がゴール前まで上がるなど、磐田のパワープレーを受けたが、集中を切らさずしっかり対応。2-1で勝利し、プレミア参入を決めた。

 試合後、スタッフが「全国のトップ20入りできた」と喜びを表したように、念願である「全国の強豪入り」に一歩近づくプレミア参入を達成できたのは、激しい競争力があったから。大会1週間前に主将のDF中濱颯斗が負傷し、今大会の出場を回避。加えて、参入戦1回戦はプリンスリーグの最終節、金光大阪高で退場処分を受けた下山を出場停止で欠く苦しい試合を強いられた。

 ただ、落ち込むのではなく、「ビッグチャンスやぞ」と指揮官により、代わりに送り出された選手が見劣りしないプレーを披露。「今年のチーム発足当初から、勇気を持って選手を代えてきたことが、ここに来て活きている。困ったから、ぶっつけ本番で試合に出すのではなく、プリンスから常に5枚のカードを切ってきた甲斐があった」と谷監督が口にすれば、土井も「試合を決めてくれるヒーローが毎試合違う。加えて、僕らにはレギュラーがなくて、紅白戦で悪かったらすぐに試合から外される。公式戦より紅白戦の方が、質が高いし、出ている選手も『競争を勝ち抜いて試合に出ているんだ』と自信になっている」と続ける。U-18年代最高峰の舞台は、ピッチに立った選手だけでなく、スタンドで声援を送った部員を含めた110人全員で掴んだ物であることは確かだ。

(取材・文 森田将義)▼関連リンク
2015プレミアリーグ

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