メッシ&ネイマール欠場のバルサ “MSN最後の砦”スアレスのハットで世界一に王手
ゲキサカ / 2015年12月17日 23時25分
[12.17 クラブW杯準決勝 バルセロナ3-0広州恒大 横浜]
FIFAクラブワールドカップ2015は17日、横浜国際総合競技場で準決勝を行い、欧州代表のバルセロナ(スペイン)がアジア代表の広州恒大(中国)と対戦し、FWルイス・スアレスのハットトリックで3-0で快勝した。バルサは20日の決勝でリバープレート(アルゼンチン)と対戦。広州は同日の3位決定戦に回り、サンフレッチェ広島と対戦する。
準決勝から登場のバルセロナはFWリオネル・メッシが尿管結石のため急きょ欠場。左内転筋を痛めているFWネイマールも欠場し、前線はスアレス、FWムニル・エル・ハダディ、MFセルジ・ロベルトの3トップとなった。
13日の準々決勝でクラブ・アメリカ(メキシコ)に2-1の逆転勝利をおさめた広州は先発一人を変更。FWロビーニョに代わってMFジョン・ロンが左サイドハーフで先発した。[スタメン&布陣はコチラ]
「MSNトリオ」のうち2人が不在のバルセロナ。“飛車角抜き”の陣容となったが、圧倒的なボール支配率でゲームを支配した。しかし、引いて守る広州に対し、なかなかスペースを見つけられない。前半10分、MFアンドレス・イニエスタの左足ミドルはクロスバーを越え、同17分にスアレスが獲得したFKのチャンスも、MFイバン・ラキティッチが直接狙ったキックは目の前の壁を直撃した。
それでも鮮やかなテクニックと華麗なパス回しから決定機を演出する。前半23分、イニエスタが鮮やかなロングスルーパスを通し、ムニルがPA内に走り込むが、前に出てきたGKが間一髪のところでセーブ。同32分には左サイド深い位置からイニエスタが折り返し、ムニルがヘディングで合わせたが、わずかにゴール右へ外れた。
粘り強く耐えていた広州だが、前半34分に左サイドバックのDFゾウ・チョンが左足を負傷するアクシデント。すぐに担架が要求され、同35分、DFリー・シュエポンと交代した。すると前半39分、バルセロナはPA手前で横パスを受けたラキティッチが右足で強烈なミドルシュート。GKが弾いたところにスアレスが素早く詰め、左足で押し込んだ。
先制を許した広州も前半41分に千載一遇の好機を迎えるが、FKに合わせたFWエウケソンのヘディングシュートはGKクラウディオ・ブラボの好守に阻まれ、前半はバルセロナの1点リードで折り返した。
後半立ち上がりに追加点が生まれる。後半5分、イニエスタからの浮き球のパスに反応したスアレスが胸トラップからノーバウンドで右足を振り、ゴールネットを揺らした。スアレスの芸術ボレーで2-0。その後はリスクを冒さない余裕の試合運びを見せ、後半21分にムニルがDFダニエウ・アウベスとのワンツーからPA内でMFフアン・ボーウェンに倒され、PKを獲得した。
キッカーを務めたのはスアレス。冷静にゴール左へ決め、ハットトリックを達成するとともに3-0とリードを広げた。後半27分、セルジ・ロベルトに代わってFWサンドロ・ラミレスがピッチに入り、最初の選手交代。同31分にDFジョルディ・アルバに代えてDFアドリアーノ・コレイア、同36分にはイニエスタに代えてMFセルジ・サンペルを投入し、交代カードを使い切った。
そのまま危なげなく試合を進め、大会初戦を3-0の完封勝利で飾ったバルセロナ。4年ぶり3度目の世界一に王手をかけ、中2日の決勝でリバープレートとの頂上決戦に臨む。
(取材・文 西山紘平)
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