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[選手権]ユース取材ライター陣が推薦する「選手権注目の11傑」vol.1

ゲキサカ / 2015年12月18日 9時9分

MF藤川虎太朗(東福岡高2年)
「2年生ながら、名門・東福岡で不動の座を掴むMF。目を惹くのはポジショニングの巧さ。『マークについた選手の目線を見たり、常に頭を使っている』との言葉通り、相手の動きや流れを予測し、嫌な位置をとり、好機を演出する。全国総体では得点王に輝いた」

MF高橋壱晟(青森山田高2年)
「系列の青森山田中学時代に世代別代表を経験したMF。昨季はセカンドチームの一員として、プリンスリーグ東北で経験を積み、高い技術力を活かした組み立てに磨きをかけると今季は晴れてAチーム入り。プレミアリーグWESTで8得点を奪うなど得点力も見せた」

MF藤本悠太郎(阪南大高2年)
「『試合前はいつも柴崎岳選手の動画を見ている』と口にするように、中盤の底から繰り出すパスで攻撃のリズムを作るMF。府総体は出場機会がなかったが、夏以降に急成長。正確な左足キックで得点を演出し、選手権出場に貢献した」

MF杉山直宏(大津高2年)
「来年以降の大津を担う2年生レフティー。新チーム結成直後に、平岡和徳監督が『今年は彼を鍛えないといけない』と期待していた通り、春先からは左SBで出場機会を重ねると、選手権予選では本職である中盤に。高い技術力を活かした仕掛けとパスで選手権出場に一役買った」

FW高取誠隆(野洲高1年)
「県総体以降、出場機会を掴む期待のアタッカー。MF乾貴士を筆頭に技巧派を多く輩出する野洲らしい小技の効いたドリブルはもちろん、相手DF裏への飛び出しも秀逸。予選決勝で得点を奪うなど指揮官の期待に応えるプレーを続ける」

FW林健次(丸岡高2年)
「184cmの大型FW。大きいだけの選手は少なくないが、彼の特徴は動き回れること。『何度も前に仕掛けろ』という小阪康弘監督の指示通り、スペースに果敢に飛び出し、ポストプレーからチャンスを作る。希少価値が高いタイプで、来年の目玉となり得る可能性は十分だ」

FW梅津凌岳(京都橘高1年)
「1年生ながらも10番を背負うFW。10番を授かった当初は、『緊張がエグかった』ものの試合を重ねる毎に持ち味を発揮。G大阪ジュニアユースで養った上手さと、先輩であるFW岩崎悠人を参考にした速さを備えたドリブルで好機を演出した」

[写真]森田氏が注目する東福岡MF藤川

執筆者紹介:森田将義(もりた・まさよし)
1985年、京都府生まれ。路頭に迷っていたころに放送作家事務所の社長に拾われ、10代の頃から在阪テレビ局で構成作家、リサーチとして活動を始める。その後、2年間のサラリーマン生活を経て、2012年から本格的にサッカーライターへと転向。主にジュニアから大学までの育成年代を取材する。ゲキサカの他、エル・ゴラッソ、サッカーダイジェストなどに寄稿している。▼関連リンク
【特設】高校選手権2015
連載:高校マン・オブ・ザ・マッチ2015

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