1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

[横山杯]3原則でライバルたちに差つけた習志野が、八千代との千葉決戦制して初優勝!

ゲキサカ / 2015年12月30日 9時42分

 後半3分、ゴール前の混戦から米田がぬけ出すが、これは八千代CB佐山がカバー。それでも習志野は16分にスコアを動かした。左サイドから海田が右足でFKを入れると、ファーサイドの埴田がヘディングシュート。これは阻止されたが、こぼれ球を埴田がゴール前に入れると八千代DFがクリアしきれず、最後は木村がゴールへと押し込んだ。先制した習志野はこの日、全国高校選手権技術委員の砂金伸監督が不在。それでも砂金監督から徹底されている「球際、運動量、切り替え」の3原則を忠実に守るチームは八千代に得点を許さない。

 22分にFW岩井巧真を送り出した八千代は、ボールサイドに人数の多い習志野の逆を取る形でアーリークロスを入れるなど反撃。23分には斉藤のスルーパスから菊池が右足を振りぬいたがGK正面を突き、27分には山崎が身体を張って繋いだパスで仲光が抜けだしたがシュートは習志野DFにブロックされてしまう。八千代は終盤にFW山本優海、FW大貫颯を投入したが、習志野の堅守は最後まで崩れず。習志野が栄冠を勝ち取った。

 習志野の海田主将は「自分たち、砂金先生からヘタクソと言われてきて、新チームも当初試合で全然勝てなくて、ぬるさも出ていた。でも、改善すべき点が最初から出ていたのは良かったことだし、この大会で球際と運動量、切り替えを自分も徹底させたら、こういう結果が出たので良かったです」と喜んだ。また砂金監督に代わって指揮を執った佐藤コーチは「何もタイトル取っていなかったので子供たちにとっては自信になったと思う。ボランチの松木なんか今大会初めて起用とした感じで元々DFの選手なんですけど、それぞれが自分の与えられたポジションでトライできたのが良かった。(けが人がいる中で)代わりに出てくれた子が活躍してくれた」と目を細めていた。

 伝統校復活を狙う習志野の新チームにとっては今後に繋がる大会となった。テーマの球際、運動量、切り替えに関しては海田も「周りのチームよりは徹底してできていたのでそこは良かった」と語るが、「ここで余韻に浸っていられないので、これからも球際、運動量、切り替えを上げていきたい。去年県リーグ2部に落ちて今年は本当にやらないといけない一年なので、はじめから高い意識をもっていきたい」。この日対戦した八千代に加え、市立船橋高や流通経済大柏高という全国トップレベルの強豪がいる千葉を勝ち抜いて全国へ出場するためにはこれからが大事。「相手を、自分を、越えて」個人、チームの目標に到達する。

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
横山杯 第16回全国ユース招待サッカー大会特設ページ
横山杯大会公式ページ

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください