[選手権]Dブロック展望~巧者、実力派揃い。最注目は前回準V・前橋育英vsV候補・大津のビッグマッチ~
ゲキサカ / 2015年12月30日 13時58分
第94回全国高校サッカー選手権
[Dブロック]
都市大塩尻高、神戸弘陵高、國學院久我山高、広島皆実高、明秀日立高、四日市中央工高、帝京三高、高松南高、日大山形高、山口県鴻城高、大津高、前橋育英高
前年度準優勝の前橋育英(群馬)は第2シード校となったが、初戦から何ともハードなブロックに入ることとなった。フクダ電子アリーナの2回戦でぶつかる相手は、各校監督が「優勝候補」と口をそろえる大津(熊本)。FW一美和成、DF野田裕喜というG大阪内定の攻守2枚看板だけでなく、MF吉武莉央、河原創、杉山直宏、GK前田勇矢などハイレベルなタレントがそろった。前橋育英にとってはせっかくのシード権が無に帰すようなクジ運だが、昨年のメンバーがほとんど残らず、「自分たちはチャレンジャー」(MF金子拓郎)という精神で戦うチームにとっては、挑戦心を刺激する組み合わせとも言える。FW横澤航平と野口竜彦の2トップなど、今年のチームのポテンシャルを示す格好の大一番とも言えるだろう。ポイントはサイド攻撃とMF尾ノ上幸生が蹴り込むセットプレーか。
その勝者と3回戦で対峙する相手は帝京三(山梨)が本命か。ポジション的に穴がなく、主将のDF木村祥太郎を中心にまとまりも良い好チーム夏の高校総体で16強入りした自信というベースもあり、身体能力で相手DFを粉砕するFW小山駿と夏の総体で決定力を見せつけたFW梅田至の前線コンビの出来次第では大躍進もありそうだ。その帝京三と初戦でぶつかる高松南(香川)は獅子奮迅系GK岡宗立を軸に守りつつ、FW德田空のロングスローを含めた得意のセットプレーに勝機を見出したい。この2チームの勝者と当たる18年ぶり出場の日大山形(山形)と初出場・山口県鴻城(山口)も共に守備がキーとなる。日大山形は186cmの大型CB石井理貴の強さが光るチームで、山口県鴻城は主将のCB南郁亜を軸に組織で守る好チームだ。
隣の山では國學院久我山(東京A)と広島皆実(広島)という一回戦屈指の好カードが最注目。長年チームを指揮してきた李済華監督がチームを離れた國學院久我山だが、清水恭孝監督になってもスタイルに変更はない。ショートパスをベースにした技巧的かつ機能的なサッカーで「美しく勝つ」ことを狙う。対する広島皆実もFW前谷慧など技巧的な選手がそろうが、MF藤井陸、DF二井野巧らが軸となって泥臭く守ることができるのも強み。激戦必至だろう。
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