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[新春特別インタビュー]「世界は甘くない」香川真司が抱く手応えと危機感、日本代表の現在地

ゲキサカ / 2016年1月1日 9時0分

―日本代表は2015年、アジア杯を含めて17試合戦いましたが、うち16試合がアジア相手の試合でした。世界との差を見極めるには難しい1年だったと思いますが、2018年のロシアW杯に向けて日本代表の歩みは順調なのでしょうか。
「親善試合であれ、なかなかアジア以外の国と試合ができる環境ではなかったのは事実で、世界とどう戦っていくのかということを計るうえでは、なかなかその経験を得ることはできませんでした。ただ、それは仕方のないことで、僕たちはそれを受け入れたうえで、世界を見据えて戦っていかなければなりません。その意味では日頃、個人個人の戦う場所がすごく大事になってきますし、ヨーロッパ(のクラブ)でプレーし続けるというのは、代表においても大きな意味を持ってくると思います。もちろん、日本代表として集まったときには結果を求めていかないといけないですし、この1年間の内容にはまったく満足していません。確かにアジアのレベルも上がってきていますが、それでも僕たちはもっともっと自分たちの力を証明する1年にしなければならなかったと思っていますし、特にアジア2次予選の相手に対して、攻撃という部分ではすごく課題の残る1年だったと思います」

―アギーレ監督からハリルホジッチ監督に代わりましたが、縦に速い攻撃というコンセプトには共通している部分もあります。相手のレベルが上がったときに、今のサッカーがもっと生きてくるという将来への期待感もあるのではないですか?
「そうですね。実際、2014年のブラジルW杯ではコートジボワール戦もコロンビア戦も自分たちが押し込まれる時間帯のほうが長かったと思います。僕たちは支配したかったけど、できなかった。それが現実です。W杯という舞台で自分たちがポゼッションしてサッカーができるほど、世界は甘くない。ポゼッションだけではなくて、自分たちはこういう戦いもできるんだということを示す必要がありますし、そういうサッカーに順応していく必要があります。今後、世界レベルの国、ヨーロッパや南米のチームと対戦したときに、ハリルホジッチ監督のサッカーであり、今の世界のトレンドでもある“裏への速い攻撃”というのがどこまでできるのか。その真価が試されてくると思っています。そういう意識は代表期間中だけでなく、常に持ち続けてやらないといけないですし、世界で勝っていくには、普段の取り組みから高い意識を持ってやっていかないといけないと思っています」

―最後に香川選手のスパイクへのこだわりを教えていただけますか。
「フィット感や軽さということを重視している中で、この『X(エックス)』というスパイクにはすごく満足しています。海外というプレッシャーの激しい舞台でスパイクの重要性はすごく実感していますし、そういう中でこのスパイクが僕のプレーに安定感をもたらしてくれていると感じています」

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(取材・文 西山紘平)
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