[MOM1667]神戸弘陵MF竹村史明(1年)_スーパーサブの嗅覚…「ごぼう」は持っている男
ゲキサカ / 2016年1月2日 23時55分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[1.2 全国高校選手権2回戦 都市大塩尻0-1神戸弘陵 味フィ西]
スーパーサブの嗅覚だった。スコアレスと均衡が破れないまま迎えた後半22分、神戸弘陵高はベンチ入りメンバーで唯一の1年生、MF竹村史明を投入する。
するとわずか4分後の後半26分、右サイドから切り込んだFW土井智之(3年)のシュートがクロスバーに跳ね返ると、詰めていた竹村が難なく押し込む。「土井くんがシュートを打つなと思ったので、こぼれ球は相手より先に触ろうと思った。大きな大会で決められてよかった」。初々しい笑顔で語る16歳が大仕事を成し遂げた。
竹村は持っている男だ。途中出場した9月5日のプリンスリーグ関西第13節の滝川二高戦では、後半37分に決勝ゴールを記録。極めつけは、12月11日に行われた旭川実高とのプレミアリーグ参入戦。後半途中から出場すると、1-1で迎えたアディショナルタイムに劇的決勝弾を奪って見せた。
敵将も警戒していたところ。都市大塩尻高の高橋裕之監督も「1年生でもプレミア参入戦でゴールを決めているので。一瞬で仕留められてしまった」と話し、脱帽するしかなかった。
課題はやはり体力面だ。選手権の兵庫県予選の神戸国際大付高戦でスタメン機会を得たが、ほとんど何もできず、前半のみで交代。「相手がフレッシュだと何もできなかった」。体を大きくしようと、食事の際はご飯3杯を義務付けているが、「体重は入学時から2キロしか増えていない」と苦笑いするしかない現状。ただ16歳の高校1年生。まだまだ成長途上にあるのは誰が見ても明らかだ。
サッカー部内では「ごぼう」というあだ名で呼ばれているという、いじられキャラ。「夏に黒かったので」。ただ、いじられることは「楽しい」と受け入れることもできる素直なキャラでもある。「ごぼう」は長く、まっすぐに育っている。
(写真協力『高校サッカー年鑑』)
(取材・文 児玉幸洋)▼関連リンク
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