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[選手権]U-18代表候補GK脇野がPK2本セーブ!!全国総体決勝の再戦制した夏の王者・東福岡が8強進出!!

ゲキサカ / 2016年1月4日 10時19分

 止める、蹴る技術互いに高く、ミスの少ないゲームは球際の攻防も激しく、ファウルで試合が止まってもすかさずリスタートが切られて流れがなかなか途切れない。目を離すことができないようなスピーディーな攻防の中、市立船橋MF椎橋慧也主将(3年、仙台内定)が身体を投げ出してシュートブロックし、左SB古屋誠志郎(3年)や右SB原輝綺(2年)がサイドでの1対1で強さを発揮。東福岡もCB{福地聡太}}(3年)が工藤の決定的なシュートをブロックするなど互いに好プレーが随所に見られてあっという間に40分に終えた。

 東福岡の中村が「(夏に比べて市立船橋は)大分質が高くなっていた。(ボールが)全然取れなかったです」と評し、市立船橋の椎橋も東福岡の守りが堅くゴールを破れなかったことを悔しがる。互いに夏からの成長を認めあった試合は後半11分、市立船橋が先に動く。椎橋に代えて山形内定の快足FW永藤歩(3年)を投入。すると東福岡も今大会ケガでベンチスタートの全国高校総体得点王MF藤川虎太朗(2年)をピッチへ送り出す。互いに攻撃カードを切る中、チャンスを増やしたのは市立船橋だった。16分に工藤が右サイド後方から蹴りこんだFKを杉岡がクロスバー直撃のヘディングシュート。そしてCB児玉慎太郎(2年)が距離を取った対応をする中でもシュートを打ち切る、クロスを上げきることをやり切ろうとしていた永藤が終盤に存在感を示す。だが30分に古屋からのパスを受けてマークから遠ざかりながら放った右足シュートはわずかに枠外。39分には交代出場のMF西羽拓(2年)が右サイドでDFを抜き去ってPAへ侵入し、マークを外した永藤へラストパスを通すが背番号10の右足は合わせられずに空を切った。

 終盤に大きく傾きかけた試合は0-0で後半終了。両校の健闘を讃える大きな拍手が起きる中突入したPK戦の末、東福岡が3回戦進出の権利を手にした。市立船橋の朝岡隆蔵監督は「この試合でやったことはすべてやったし、今でも後悔はない。悔いもないし、失敗したなというのはない。ただ残念」と語り、椎橋は「悔しいだけです。結果がすべて。(いい試合をしても)最後勝っているのが東福岡なんで」。頂点への挑戦がここで終わったことを残念がった。一方、東福岡の中村は「守りのところの粘り強さ」を夏から成長した部分として挙げ、森重監督は「次に勝ち上がれてホッとしています」と口にした。大一番を乗り越えて2年連続敗退していた3回戦突破。東福岡が夏冬連覇へ一歩前進した。

[写真]PK戦で東福岡GK脇野がPKストップ

(写真協力『高校サッカー年鑑』)
 
(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
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