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[選手権]東京勢が揃ってベスト8入りする快挙!國學院久我山、プレミア昇格の神戸弘陵振り切る!!

ゲキサカ / 2016年1月4日 0時55分

[1.3 全国高校選手権3回戦 神戸弘陵高1-2國學院久我山高 駒沢]

 94回目の選手権にして、史上初の快挙だ! 國學院久我山高(東京A)が来季プレミアリーグへの昇格を決めている神戸弘陵高(兵庫)を打ち破ると、第1試合で勝利していた駒澤大高(東京B)とともに8強へ。大会史上初めて東京都代表の2校が揃って準々決勝進出を果たすことになった。

「今日実際に対戦してインパクトが違った。さすがプレミアに上がっただけのチームであり、したたかさがあった」。國學院久我山の清水恭孝監督が認めるように、シュートチャンスもままならなかった前半。シュートは2本に抑えれたが、そのうちの1本をものした。前半39分に左CKのチャンスを得ると、DF山本研(3年)のボールにMF小林和樹(3年)が「得意ではない」というヘディングシュート。前半終了間際に均衡を破った。

 会場がどよめいたのは、前半37分の神戸弘陵のFKの場面だ。5選手が集まって“じゃんけん”をしてキッカーを決める“トリックプレー”を仕掛ける。練習中のような一コマだが、実際にFKを蹴ったDF中濱颯斗(3年)のシュートは、クロスバーを直撃した。「同じボール蹴るなら変化があったほうがおもしろい。GKとかDFのタイミングをずらす」。選手たちで考えたという奇策を、谷純一監督は解説した。

 1点を追いかけて後半に入った神戸弘陵は、1分を待たずに同点とする。FW入谷子龍(3年)の浮き球のパスでDFラインの裏に抜けたFW土井智之(3年)が右足を振り抜くと、ゴールネットを揺らす。「土井が抜けて、僕が出すいつもの形」(入谷)という2トップの阿吽の呼吸だった。

 しかし後半10分、ゴールラインギリギリのところで神戸弘陵DFがクリアしようとしたところを、MF名倉巧(2年)が果敢にスライディングをしてボールを奪い、中央へラストパスを送る。これをゴールへと流し込んだのは、FW澁谷雅也(2年)。再び國學院久我山が1点をリードした。

 勝ち越し点を許した2分後には、神戸弘陵は2回戦で途中出場で決勝点を挙げたスーパーサブのMF竹村史明(1年)をピッチに送り込む。しかし、流れを変えられないと見るや、「やるサッカーが似ていたので、残り10分で強引に」(谷監督)攻めるべく、竹村を下げて183cmの長身FW、ベハラノ・ナオキ(3年)を投入する。しかし、神戸弘陵のプランが実ることはなかった。「ゲームのクローズの仕方が素晴らしかった。昨日崩れた反省を活かした」と清水監督が賞賛したように、國學院久我山はシュートも許さず時計の針を進めていく。2日に行われた明秀日立高との2回戦で、2点のリードを後半36分から追いつかれたことを教訓としてチームの力に変えた。

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