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[DAYS×ゲキサカ連動企画vol.87]東福岡MF鍬先祐弥(2年)_得点も狙う“赤い彗星”の1ボランチ

ゲキサカ / 2016年1月5日 22時17分

DAYS×ゲキサカ連動企画「全国のつくしを探せ!」
[1.5 全国高校選手権準々決勝 駒澤大高 0-1 東福岡高 駒沢]

 東福岡高は駒澤大高にシュート数で15対8と大きく上回ったものの、1ボランチを務めるMF鍬先祐弥(2年)が「ちょっと難しい試合でした。セカンド拾われることが多くてそこから攻撃されていたので」と振り返ったように、簡単な試合ではなかった。6日間で4試合目、それも東福岡は2日前に市立船橋高とPK戦までもつれ込む死闘を演じていただけに疲労感が残る中でのプレー。鍬先は「後半くらいから肉体的にきつくて足が重くなってきていたのがあった」という。それでも鍬先は運動量を落とすことなく“いぶし銀”の働きで相手にプレッシャーをかけ、ボールを拾い、動かし続けた。そしてチームは1-0で勝利。背番号4は「悪い中で勝てたのでそれは自信につながります」と胸を張った。

 前日の市立船橋戦もそうだったが、彼が相手ボールに絡んでくれることで防波堤になっているシーンが多い。また空中戦でも強さを発揮する。守備面での貢献度が大きいが、「点決めたいです」というMFは時に1ボランチの位置からPAまで駆け上がってシュートシーンに絡む。夏の全国高校総体福岡県予選決勝で劇的な決勝ゴールを決めているMFはこの日、先制した後の後半28分に右サイドの後方のFKから最後ボールがゴール前に溢れると、走りこんで右足シュート。GKの正面を突いて天を仰ぐ結果となったが、チャンスとなれば、中盤の底の位置から長い距離を駆け上がってPAでのパス交換に絡むなど相手にプレッシャーをかけた。

 自身初となる選手権の全国舞台について「市船戦ときょうとアウェーなのでそういうところでの試合は難しいというのもある。いい経験ができていると思います。球際とかボール奪うところはできていると思う。ロングキックも自信を持ってできている。もうちょい予測して動ければ(ボールを)取れる回数は増えるかなと思います」。経験を積んでよりチームの勝利に貢献できる存在になる。

 長崎南山中時代は2年時に全国中学校大会ベスト16で3年時には同ベスト8。今回の選手権には当時のチームメートの多くが長崎南山高(初戦で桐光学園高に敗戦)の主力として大会に参加した。開会式で「初戦お互い頑張ろうとか」声を掛け合った。長崎南山中時代にリフティングやドリブル練習など基礎系のトレーニングで技術をつけてきたMFは「より高いレベルの中で自分を磨いていきたいと思った」という東福岡で旧友たちの分も準決勝、決勝を戦い抜く。

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