[選手権]2年前、優勝したのは彼らではない…苦しい時期を乗り越えたチームに富山一・大塚監督「称賛に値する」
ゲキサカ / 2016年1月6日 7時15分
2大会前の選手権優勝校である富山一高(富山)。その後は全国大会まで辿り着くことができなかったものの、今大会、全国の舞台へと戻ってきた。初戦となった2回戦の日章学園戦を1-0で制すと、3回戦では矢板中央に先制を許す苦しい展開も後半アディショナルタイムの決勝ゴールで劇的な勝ち上がりを決めた。しかし、準々決勝の青森山田戦、チームは0-1で敗れて大会から姿を消すことになった。
チームを率いる大塚一朗監督は「プラン通りに試合を運べたし、出来は悪くなかった」と青森山田戦を振り返りつつも、「カウンターのところでシュートまで持っていけなかったのは残念。サッカーは点を取るか取らせないか。そこで取られて取れなかったのがすべてです」と敗戦を受け止めた。
2大会前、選手権初優勝を飾ったことで、チームを取り巻く環境は大きく変わった。それは、「僕がコンビニでおにぎりを買っているのを、ツイッターされるくらい」(大塚監督)。それだけ、富山一サッカー部の注目度は上がったということだ。しかし、選手権優勝以降、注目を浴びるチームは全国の舞台から遠ざかってしまう。その間の選手たちの心情を指揮官は、「しんどかったんじゃないかなと思う」と話した。
「優勝したのは彼らではなく、2年前のチームが達成したことです。それでも、彼らは試合に出ると優勝チームという目で見られます。いろいろな面でプレッシャーがあったと思うし、悩んだ時期があったと思います」
だが今回、選手権の舞台に戻ってきた。そして、舞台に戻ってくるだけでなく、ベスト8まで勝ち進んできた。だからこそ、大塚監督は「いろいろなものをはね返して、ここまでやってきた選手たちは称賛に値します。選手に感謝したい」と苦しい時期を乗り越えて、再び全国で輝いた選手たちへの賛辞を惜しまなかった。
(写真協力『高校サッカー年鑑』)
(取材・文 折戸岳彦)▼関連リンク
【特設】高校選手権2015
連載:高校マン・オブ・ザ・マッチ2015
DAYS×ゲキサカ連動企画「全国のつくしを探せ!」特設ページ
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
【高校サッカー青森全力応援】雑草魂で這い上がる前回王者「青森山田」を応援したい5つのこと
日テレNEWS NNN / 2024年12月26日 7時0分
-
【高校サッカー福島全力応援】夢へと繋がる憧れの舞台へ…尚志を応援したい5つのこと
日テレNEWS NNN / 2024年12月24日 6時30分
-
【高校サッカー静岡全力応援】苦難を乗り越えた王国の名門「静岡学園」を応援したい5つのこと
日テレNEWS NNN / 2024年12月23日 6時30分
-
【高校サッカー山梨全力応援】最高の仲間と再び全国の頂点へ「山梨学院」を応援したい5つのこと
日テレNEWS NNN / 2024年12月22日 8時30分
-
出場校チーム紹介:青森山田高(青森)
ゲキサカ / 2024年12月21日 1時54分
ランキング
-
1大谷翔平の“敗北”に「これ以上の間違いはない」 ジャッジ派の炎上司会者すら異議
Full-Count / 2024年12月26日 20時32分
-
2大谷翔平が「凄いメンツの中に」 日本人が野球を代表…米放送局選出の8人が「レジェンド」
Full-Count / 2024年12月26日 14時17分
-
318歳日本人が“3億円超”「凄い」「抜けてる」 3か月で価値急上昇…ロス五輪世代1位に
FOOTBALL ZONE / 2024年12月26日 19時10分
-
4早田ひな、Tリーグに今季初出場 左手首のけがから回復途上
共同通信 / 2024年12月26日 21時16分
-
5米スタンフォード大の佐々木麟太郎 妹・秋羽らと大谷翔平の父に近況報告「私たちの恩師」
スポニチアネックス / 2024年12月25日 22時54分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください