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[選手権]東福岡を支えた2人の男子マネ、福里と吉田が抱えた葛藤…表彰台で流した涙

ゲキサカ / 2016年1月12日 9時57分

 今選手権では常にチームへ帯同。様々な仕事をこなし、縁の下の力持ちとしてヒガシを支え続けた。福里とは小学生時代からの友達だというFW餅山大輝(3年)は「昔は普通に選手としてプレーしていましたし、思うところはあったと思う。それでも本当にチームのために必死に仕事をしてくれてありがたかった」と言い、GK脇野敦至(3年)は「選手権ではチームに帯同してくれて、本当に大変だったと思う。あいつらは本当にすごいっす」と2人への感謝を述べる。

 福里と吉田が支え続けたチームは、順調に勝ち進むと選手権決勝で國學院久我山に5-0で勝利し、17年ぶりの優勝および総体優勝に次ぐ2冠を達成した。表彰式でメダルを首から下げ、喜びに浸っていた福里。その姿に気がついたDF福地聡太(3年)から「お前が持てよ」とトロフィーを託された。

 “日本一の証”を手にした瞬間、涙が溢れてきた。マネージャーとなった時の葛藤や、親への感謝、仲間への思い。「言葉にならない。最高でした」と福里は涙で腫れた目を細め、微笑むと、「あいつとだったから、今までやってこれた」と相棒・吉田へ感謝。「マネージャーになったことは全く後悔してないです。やってよかった」と胸を張った。

 GK脇野は「あいつらを日本一のマネージャーにできて良かった」と言う。福里と吉田は間違いなく、日本一のマネージャーになった。首にかけたそのメダルは、様々な意味を持ち、より一層の輝きを放っている。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)
(取材・文 片岡涼)▼関連リンク
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