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浦和新助っ人DFイリッチはペトロヴィッチ監督を崇拝「グアルディオラのよう」

ゲキサカ / 2016年1月13日 19時24分

 浦和レッズは13日、埼玉スタジアムで新入団選手の会見を行った。スロベニア代表として国際Aマッチ64試合の出場歴を誇るDFイリッチ(←アスタナ)は、「オファーを貰った時に迷いはなかった。日本のビッグクラブに入れて大きな喜びを感じている」と目を輝かせた。

 近年、Jリーグで活躍するスロベニア代表選手の加入。それも今季のUEFAチャンピオンズリーグでグループリーグ全6試合すべてに出場した、バリバリの選手の加入に、大きな期待が集まっている。

 会見で山道守彦強化本部長は「ACLの登録の関係もあり、あまり時間がない中での交渉となったが、イリッチが浦和でプレーしたいという思いが強かったため、交渉がスムーズにいった」と説明すると、「浦和のサッカーに間違いなくフィットする」と太鼓判を押した。

 浦和には縁の深さを感じている。ペトロヴィッチ監督はイリッチがNKオリンピア・リュブリャナ(スロベニア)のユースチームでプレーしていた時に、トップチームを率いていた監督。イリッチをトップチームに引き上げた監督でもあり、「彼は常に新しいことを要求する。(バイエルンのジョゼップ・)グアルディオラのような監督だ」と崇拝している。

 さらにチームメートとなるFWズラタンは、生まれ育った街が同じで、幼少のころからともにプレーした仲。その他にも、FWネイツ・ペチュニク(大宮)やFWノヴァコヴィッチ(前名古屋)といった同郷の選手からすでに情報を収集しており、「攻撃的なサッカーを見せていきたい」と意欲的に語った。

 プレー面では「基本的にはCBですが、CLや代表では右SBでプレーしました。ボランチもやったことがあります」というユーティリティーさを併せ持つ万能選手。希望のポジションについても「僕を必要としてくれるところでやりたい」とチームの方針に従うつもりだ。

 プライベートでは3人の子供を持つ父親で、「家族がいないとダメなタイプ」と日本に家族を呼び寄せるつもりでいる。「日本人の優しさには驚いている」。早くも親日家になったスロベニアンが、浦和の防波堤になる。

(取材・文 児玉幸洋)※名鑑データは2015年シーズンのものです。最新のものは2月上旬のJリーグ正式発表までしばらくお待ちください。
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