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[東京都クラブユースU-17選手権]今年はプレミア、T1、そしてU-23チームでJ3も!F東京U-18が挑戦する「個」と「総合力」強化

ゲキサカ / 2016年1月25日 19時26分

 松岡も口にしていたようにボールを動かせる選手がコンビネーションで相手の守りを崩していく中で、最終学年となって責任感を増した鈴木が中盤で抜群の存在感を放ち、生地の突破、SB岡庭愁人(1年)の豊富な運動量、松岡の技ありシュートなど個々が持ち味を発揮。そして5人を入れ替えた後半開始直後には交代出場のFW半谷陽介(2年)の折り返しを同じく交代出場のMF鈴木郁也(2年)が合わせて4-0と突き放す。後半17分には中学2年生のU-15日本代表MF久保建英を投入するなど、交代枠の9名を最大限に活用。右SB吉村寿輝(2年)が決定的なクロスを通すなどサイド、中央から再三チャンスをつくりながらもシュート精度を欠いたことに加え、Seis Rayosも好守からMF鈴木優(2年)やFW松永周丸(1年)、MF渡邉海斗(2年)がよくキープして松永がミドルシュートを放つなど、最後まで諦めずに戦い続けたことでそれ以上スコアは広がらなかった。それでも佐藤監督は「最後のフィニッシュのところが数字に繋げられればと思いますけれども、個々のパフォーマンスというのは鍛錬期の鍛えている中ではしっかり表現してくれようとしてくれていたのかなと思います」と及第点を与えていた。

 これまで以上に高いレベルでの1年間を過ごすことになる今年のF東京U-18。選手たちはU-18チームやU-23チームで活躍することがトップチームへの近道になることも理解している。松岡は「今年はT1、プレミア、U-23という3つがあるので『総力戦になる』というのは言われている。『自分の現状に満足せずに常に上を目指してやれ』と言われているのでまずは自分のチームで結果を出して上のチームを目指していきたいです」と力を込め、鈴木も「J3で結果を残せばトップに行けると思うので、J3で活躍することは目指していきたいですし、そのためにはまずU-18で結果を出すことが大事だと思う。チームも大事ですけど、個人としても点取ったり、いいプレーをしていきたいですね」と意気込んだ。

 その意欲、熱意はスタッフたちにも伝わってきている。佐藤監督は「モチベーション高くもってやってくれている選手も増えてきている。ふつうのクラブチームのU-18のチームというよりはよりトップに近い主体性もって、自覚をもってやっていかないと成り立たなくなっていく。責任はボク含めて個々にかかってくる部分もあると思うので。幸い、そういうものを要求しても応えてくれるような選手とできているので、一緒になって楽しんで、ポジティブな方向に行けるようにみんなで肩組んでやっていきたい」。クラブが「アカデミーの各年代のボトムアップ」を掲げる中で大いなる挑戦をスタートさせているF東京U-18。「(攻撃力を評価される一方で)例年に比べたら守備が……と言われているんですけど」と鈴木は苦笑するが、チームとして全国3冠という目標を目指しながら、個の成長と質、総合力の向上を徹底的に目指す。

[写真]ゴール、アシストと活躍した生地らFC東京U-18の選手たちは、高いレベルの相手との対戦の中で個と総合力強化を目指す

(取材・文 吉田太郎)

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