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3度の屈辱は忘れない…U-23代表DF山中が燃えるには訳がある

ゲキサカ / 2016年1月26日 7時8分

3度の屈辱は忘れない…U-23代表DF山中が燃えるには訳がある

 ただ一人、すべてのイラク戦に先発フル出場している。12年のAFC U-19選手権準々決勝、そして手倉森ジャパンが過去2度対戦した14年1月のAFC U-22選手権準々決勝と同年9月のアジア大会グループリーグ第2節で、U-23日本代表DF山中亮輔(柏)は全試合先発出場を果たし、そのすべての試合でピッチ上で敗戦を味わった――。

 だからこそ、リベンジに賭ける思いは人一倍強いのかもしれない。「当然、皆も悔しかったと思う」と前置きしつつも、「ただ、3試合すべてで先発してピッチ上で悔しさを味わっている分、もしかしたら他の選手よりもその気持ちは強いかもしれません」と過去を振り返り、悔しさを滲ませる。

 しかし、リオ五輪出場を賭けた大一番で“因縁の相手”と再び対戦することになった。「本当に同じ相手に3回も負けているのは情けない話」と言葉を強めると、「イラクには、絶対に勝つ」と闘志を燃やす。

「リベンジを含めて五輪を賭けた舞台で戦えるのは個人的にはうれしいこと。年代別でイラクと対戦するのも明日が最後になると思うので、1度しっかり勝ってやろうと思っています」

 何度も苦杯を舐めさせられた相手を下した先には決勝進出、そして最大の目標でもある五輪出場が待っている。「勝つことしか考えていない」と意気込む男は、リベンジを果たす最後のチャンスで今までの借りをきっちりと返そうとしている。

(取材・文 折戸岳彦)
●AFC U-23選手権2016特集

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