[新人戦]柏と提携する強豪・柏日体を3-0撃破!ボールコントロールと判断力こだわる専修大松戸が会心の一勝
ゲキサカ / 2016年1月30日 19時30分
前半14分にMF押田晃(2年)のスルーパスからMF武智祥太(2年)が放った一撃はポストを叩いたが、柏日体の酒井ヘッドコーチも賞賛していた司令塔・MF菊地紘平(2年)とMF成島和哉(2年)のダブルボランチや、スピードとコンタクトに秀でた家鋪を中心に攻める専大松戸は35分、PAやや外側で相手CBのクリアをチャージ。すぐさま仕掛けた家鋪がPAでの切り返しでファウルを受けてPKを獲得する。これを家鋪が右足でゴール右へ流し込んで先制すると、アディショナルタイム突入後の42分にも相手アンカーの脇のスペースを判断良くドリブルで持ち上がった菊地がスルーパス。家鋪が右足でゴール左隅へねじ込んで2-0とした。
柏日体は後半開始からMF有坂翔耶(1年)を投入し、有坂と前線から中盤へ降りた浦山中心に自陣からポゼッション。前半に比べてボールを保持する時間を大きく伸ばしたが、サイドチェンジが少なく、アタッキングゾーンから先の部分で効果的な攻撃をすることができない。逆に専大松戸は後半16分、右クロスのクリアボールから菊地が右足ミドルを叩き込んで3点差。終盤の柏日体の反撃をCB濱口怜(2年)やCB能津亮汰(2年)中心に封じきった専大松戸が貴重な白星を勝ち取った。
専大松戸は、11年から14年まで関東大学リーグ4連覇を達成している専修大の附属高校だが、専大のサッカー部に進むのは例年1人か2人ほどだという。抜きん出た選手層を持つわけではなく、また進学校で練習時間は2時間ほど、午後7時には下校しなければならないという環境だというが、「選手が伸び伸びやってくれている」(野村監督)というチームがこの日はポテンシャルの高さを示す勝利。家鋪が「ピッチの中で自分たちが気づいたことを自分たちで変えていいと言われているのでそれを気づいたら自分たちが変えている」という対応力の高さに加えて、個々の技術も発揮した専大松戸は森実が「市船や流経を倒す」「全国」と掲げるように、高い目標を持っている。だからこそ「ここじゃ、まだ負けられない」。目標達成へ向けて新人戦で少しでも自信を得て、夏、来冬の躍進へ。昨年の総体予選4強の千葉明徳と戦うブロック決勝も自分たちが磨いてきた力をしっかりと表現して白星をつかむ。
[写真]後半16分、専大松戸は菊地が右足ミドルを叩き込んで3-0
(取材・文 吉田太郎)
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