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[MOM1697]藤枝東MF曽根大和(1年)_トップ下で輝いた名門の新10番「苦しい状況でも点の取れる10番に」

ゲキサカ / 2016年2月1日 18時39分

[MOM1697]藤枝東MF曽根大和(1年)_トップ下で輝いた名門の新10番「苦しい状況でも点の取れる10番に」

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[1.31 静岡県高校新人大会中部地区決勝 藤枝東高 5-0 科学技術高 藤枝東高G]

 藤枝東高は新チームの10番に指名された1年生MF曽根大和(14年U-16日本代表候補)が違いを示す動きで2得点を挙げた。けが人が出たことに伴い、前の試合から3トップの一角ではなくトップ下の位置に入っている曽根は「自分はボール触った方がリズムつくられるので真ん中の方がいい」というポジションで躍動。個の仕掛けでDFを振り切ってシュートシーンをつくり出していた一方、「岩田選手に入った時のあとにどれだけ速く寄れるかというのを意識しろと言われていたので意識していました」というように、3トップの中央に位置するFW岩田寛生}}(2年)との距離感よく、その落としを受けてチャンスに結びつけていた。
 
 1-0の前半20分には右CK後の混戦からこぼれ球を押し込んでこの日1点目。さらに38分にはMF井手皓介(2年)から縦パスを受けると、岩田がつくったスペースへ鋭くボールを運んで右足シュートを叩き込んだ。無念の初戦敗退となった全国高校選手権で感じたことは得点力向上の必要性。「FWとして出て決めるところで決められなかったというのが一番の課題だった。きょうは2ゴールできたので、これからも日々のシュート練とかでも一本一本意識して高めていきたいです」と力を込めた。

 日頃から前抜きに取り組む姿勢については評価が高い。この時期、学校の体育授業は長距離走のため、その度に7、8km走るというが、小林公平監督が「授業マジメに走るし、練習でも倒されても走るし」というように、曽根は授業でもトレーニングでも常にフルパワー。手を抜かずに走り続けるFWは先日の紅白戦で前線からのハイプレスを全力でやり過ぎて足を攣らせてしまったと苦笑いする。その姿勢がチームを活気づける一方で、指揮官は現状からもう一段階突き抜けていくことを期待する。

 その彼を新チームの10番に指名。「ちょっとくらい堂々とやってくれたらなと。いつ聞いても『謙虚に』『ひたむきに』という言葉しか出てこないので。あえて10番つけて自信もってやってほしい」とその理由を明かしてくれた。当初「びっくりした」という本人も10番に相応しい活躍をすることを掲げている。「苦しい状況でも点の取れる10番になっていきたい。ボクの持ち味は裏への抜け出しで、今はポジションが変わってタイミングとか難しいんですけど練習していけば良くなっていくと思うので、練習から2列目からの飛び出しという部分をもっとやっていきたい」と意気込んだ。

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