「諦めちゃダメ」プロ、海外への思いぶつけ、実力示した7名が「NIKE MOST WANTED」ジャパンファイナル進出!
ゲキサカ / 2016年2月24日 10時13分
世界で戦える若きフットボールプレイヤーを発掘するスカウトプロジェクト「NIKE MOST WANTED」の関東セレクションが21日、レッズランド(埼玉県さいたま市)で開催された。
「NIKE MOST WANTED」は現在、プロチームに所属していない才能ある若者を支援。世界各国でセレクションを行い、その勝者たちが16年4月に開催される「グローバルファイナル」に参加し、約6か月間のエリートトレーニングや欧州プロのスカウトを受ける機会を得られる「NIKE ACADEMY」入りを目指す。今年は「グローバルファイナル」の舞台がイングランドからフランス・パリへ変更される予定。すでに昨年末からスタートしている国内選考会を突破した日本人プレーヤーが世界で評価を勝ち取り、海外でのプロになるという夢をかなえることができるか注目だ。
国内選考会は一次選考に当たる「ファーストチャンス」(15年12月)で8人が合格。この8人に加え、今回の関東セレクション勝者と2月28日開催の関西セレクション勝者、3月12日午前に開催される「ラストチャンス」の勝者、これにナイキスカウトによってスカウトされた「シード選手」約25人を加えたメンバーが3月12日と13日に「ジャパンファイナル」を戦い、「グローバルファイナル」へ進む“日本代表”2名を決定する。
晴天に恵まれた関東セレクションには中学生から大学生やクラブチーム所属選手までの計60人が参加。11対11ではFW岡村晏登(八千代高)が抜群のスピードでDFの脅威になり、全国16強の帝京三高FW梅田至がPA付近でスキルの高さを示したほか、MF重田創平(共愛学園高)がパス、ボールコントロールで存在感を放つ。そしてMF三上舜右(水戸桜ノ牧高)が1タッチの技ありミドルでゴールを破れば、MF福田遼太(無所属)の左クロスをMF鈴木暢(VFC東京)が1タッチでゴールへ押し込む。ルーレットからミドル弾を打ち込む選手もいるなど、それぞれがアピール。ゲームを重ねるごとにチームの連係が高まり、ゴールを喜び合ったり、声を掛け合ったりするシーンが印象的だった。だが、「絶対に受かりたい」や「誰よりもアピールするんだ」と気迫が伝わってくるようなプレーはやや少なめ。また、味方との呼吸が合わずに「何で!」と肩を落としたり、ミスして天を仰ぐプレーヤーも多く、すぐに全力で守備に戻る動きやスプリントを繰り返すような選手も少なかったのは残念だった。
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