「一番高いところに」「一戦一戦挑戦」横浜FMユース、新潟U-18、神戸弘陵、大津が高校年代最高峰のリーグ戦へ新規参入
ゲキサカ / 2016年2月26日 19時6分
高校年代最高峰のリーグ戦、「高円宮杯U-18サッカーリーグ2016 プレミアリーグ」には横浜F・マリノスユースとアルビレックス新潟U-18、神戸弘陵高、大津高の4チームが新規参入する。
26日には各チームの代表者たちが都内でそれぞれ意気込みをコメント。悲願の初昇格を果たした横浜FMの松橋力蔵監督は「今年から最高峰のプレミアリーグに参戦することになりました。これまで同様、一戦一戦を選手の成長に繋げ、それがチームの成長に繋がり、最後にはどこのチームよりも一番高いところに立てるように一年間タフに戦っていきたいと思っています」と目標を掲げ、北信越勢唯一の参戦となる新潟の神田勝夫強化育成本部長(韓国遠征中の入江徹監督の代理として出席)は「今年からアルビレックスは参入させて頂きますけれども、この最高峰のリーグで一戦一戦挑戦していきたいと思っております。選手一人ひとりに思う存分プレーを発揮してもらい、暴れていきたいと思っています」と語った。
また昨年、プリンスリーグ関西で初優勝して参入戦も駆け抜けた神戸弘陵の谷純一監督は「素晴らしい指導者、チームと対戦できるのでワクワクしております。一試合一試合怯まず、全力で挑み続けて試合ごとに選手を強く、巧くしていけるように全力でサポートしていきたいと思います」とコメント。そして13年以来2度目の挑戦、今年唯一のプレミア復帰組となる大津の古閑健士監督は「今年の3年生が中心となったチームが良い財産を残してくれましたのでこれに引き続いて新3年生、新2年生、そして新しく目を輝かせて入ってくる新1年生とともに全員で一戦一戦を全力で戦っていきたい」と力を込めた。
特に注目が集まるのが、昨年の日本クラブユース選手権(U-18)大会を制した横浜FMだ。トップチームへ昇格したFW和田昌士とMF遠藤渓太ら3年生が抜けたが、GK原田岳やCB板倉洸、CB有馬弦希らDFラインを中心にクラブユース選手権、プリンスリーグ関東優勝の主力メンバー半数以上を残し、1、2年生にはいずれも国体神奈川県選抜の一員として全国制覇を果たした実績を持つ選手たちがいる。また、昨年の日本クラブユース選手権(U-15)大会を制した横浜FMジュニアユースのメンバーなどが新たに加入。参入1年目ながら優勝候補の一角に挙げる声もある。
松橋監督は初のプレミアリーグに挑戦する選手たちのモチベーションについて「高いですよ。(新チームの)最初から」と説明。結果を出すと同時に、この舞台で違いを出すような選手たち、代表チームに名を連ねていくような選手たちを育成することの「バランス」を重視しながら1年間を戦っていく。「選手も育たないといけないけれども、チームも育っていかないといけない」。プレミアリーグの厳しいリーグ戦で揉まれながら、個人、チームとして成長すること。そして前身の09年高円宮杯全日本ユース選手権(U-18)大会決勝で磐田ユース(現磐田U-18)に7-1で快勝したように、ライバルたちを圧倒するまでの個、チームになるようにシーズンを通して高みを目指し続ける。
(取材・文 吉田太郎)
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