[デンチャレ]FW前田が責務を果たす2得点、関西選抜が九州選抜に3発勝利で2年ぶり決勝へ
ゲキサカ / 2016年3月6日 7時9分
[3.5 第30回デンソーカップチャレンジ宮崎大会 関西3-0九州選抜]
第30回デンソーカップチャレンジ宮崎大会の準決勝および順位決定戦が5日に宮崎県宮崎市で行われた。準決勝では関西選抜が地元・九州選抜に3-0で勝利。関東選抜Aの待つ決勝へ駒を進めた。
試合が動いたのは前半24分。FW池上丈二(大阪体育大3年=青森山田高)が自ら獲得したPKをしっかりと決め、関西選抜が先制に成功。1-0とリードを奪うと、その後もFW出岡大輝(関西学院大3年=G大阪ユース)やMF國分将(近畿大2年=札幌U-18)が果敢に仕掛けてはゴールを目指す。
すると前半終了間際の41分と43分にFW前田央樹(阪南大3年=福岡U-18)が連続ゴール。まずは41分にMF徳永裕大(関西学院大3年=G大阪ユース)のパスに抜け出して、右足シュートを流し込む。「ずっと(裏に)抜ける形を狙っていて、久々にああいう形を決められて良かったです」という一撃で2-0と差を広げた。
そして前半43分に自身2点目。池上がドリブルで持ち込み、ラストパス。受けた前田は「1点目を決めてからすぐだったので、余裕を持って打てたかな」と冷静に右足で決めた。後半には得点は生まれずに、3-0のまま試合は終了。関西学生選抜が勝利を飾った。
試合後、2得点を挙げた前田は「「このチームが始まって、練習試合で1点は決めていましたけど、それはラッキーゴールのような形だったので。この試合でのゴールがこのチームで初めてのゴールという形。ホッとしました」と先発FWとしての責務を果たし、胸をなでおろした。
とはいえ、3点目だけでなく4点目を決めるチャンスもあっただけに「ハットトリックも狙っていたんですけど、そんな上手くいかないですね」と険しい表情。それでも、福岡出身のFWは両親や鹿児島に住む祖母やいとこも駆けつけるなかでの2得点に安堵の表情を浮かべていた。
2年ぶりの決勝行きを勝ち取った関西選抜は、あす6日に行われる決勝戦で関東Aと戦う。前田は「決勝はチームとして勝ちたいですし、僕も点を取ってしっかりと結果を残せるように。とにかくまずは1点を取って、そこから2点、3点と取れたらいいかなと思います」と意気込んだ。
(取材・文 片岡涼)●第30回デンソーカップチャレンジ宮崎大会特集
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