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【JFA・キリン スマイルフィールド コーチインタビュー】小倉隆史「サッカー関係者として応援したい」

ゲキサカ / 2016年3月13日 19時27分

――「JFA・キリン スマイルフィールド」がきっかけでサッカーに興味を持ってくれればという思いを強く感じます。
「そうなれば最高ですけど、何も全員がプロになる必要はないですから。楽しむサッカーもありますからね。キリン スマイルフィールドが生涯のサッカーやるきっかけになったとね。そういった子も現れても嬉しいかなと思います。もちろんプロの選手になるということも嬉しいですけど」

問題がある学級も……
貫いた“小倉流”指導

――震災直後ということで受け入れが難しかったり、学級崩壊している学校があったと聞きました。
「ありましたね。でも結局僕のしたことは、その子たちに対して真摯に向き合ったという事です。良いものは良いし、ダメなものはダメと。そこに大人が遠慮しても仕方ないので。そういった学校もありましたけど、結局最後はしっかりとダメなものはダメと話させてもらいました。そこに対してどう反応するかは子どもたち次第ですけど、そこで大人が遠慮すると、子どもが余計に間違っていることが見えなくなると思ったので。そこは色々なしがらみや状況は置いておいて、人間小倉としてダメなものはダメと言いました。子どもたちはウザったい大人だなと思ったかもしれないですが、やっぱりダメなものはダメなので。それを言わせてもらった学校はありました」

――その時の子どもたちの反応はどうでしたか?
「担任の先生には、普段話を聞かない子達なのに、よく話を聞いていたと言ってもらいました。普段とは違ったみたい。どう感じてくれたのかは分からないですけどね」

――そういう子どもたちがどういった人間になって欲しいという思いでやっていましたか?
「僕の子どもたちを教える上での大きなテーマの一つとして、『考えてもらうこと』を大前提にしています。ただ教えてもらうだけじゃなくて、言われたことに対して自分なりに考えて工夫できる子というのは、どの分野に行っても大事だと思うんですよね。それはサッカーのことでも、闇雲に練習やっているだけではダメというのと一緒で。そこに対してそれが何の意図があって、どのようにすれば上手くいくのか。更にまたこういう風にしたらもっと違う、ただなぞるような子にはなって欲しくないなと。『考えて工夫できるようになっていって下さい』というのは一貫して言い続けてきました」

――また将来的に参加したいという思いはありますか?
「機会があれば。体が動くかどうか心配なんですけど。口がまわる以上はね(笑)。一応元プロなので、多少魅せられるところもあって、『おおっ』ていう歓声もありますし。自分なりに欲しがったりもするんですけどね(笑)」

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